2.加飾外部情報(含む自動車加飾)
9.2024年
*リサイクルに貢献する環境配慮型の自動車用加飾フィルムを量産化PRTIMES2024/05/14 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000600.000069194.html
大日本印刷株式会社は、リサイクルに貢献するポリプロピレン(以下:PP)をベースとした自動車用加飾フィルムの量産技術を確立しました。DNPが長年培ったPPフィルムへの印刷・加工技術を活かして高い意匠性・成形性を実現したこの新製品は、温室効果ガス(Green House Gas:GHG)排出量の削減も期待できます。
本件は、人とくるまのテクノロジー展のWeb展示でも紹介されています。
*金属を用いずに金属調光沢を実現し、電磁波を透過するフィルム
PICASUS®(ピカサス)
知財図鑑 2024/04/26 https://chizaizukan.com/property/picasus-r/
概要、なぜできるのか、相性の良い産業分野などが示されている。
*三井化学が脱石油の成形材料、「成分言わない」海水ミネラルなどを訴求
日経XTECH 2023/05/30 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02841/052800016/
三井化学は海水から抽出したミネラル分や、植物由来のセルロースなどを主成分とする成形材料を「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」(2024年5月22~24日、パシフィコ横浜)のブース前面に押し出して展示した。石油に由来するプラスチックの使用量を減らせる環境価値を訴えた。
海水から抽出したミネラル分(無機物)を最大75%含む成形材料「NAGORI」は、石材のようにやや重くひんやりとした質感がある一方で、落とした時などに割れにくい成形品を得られる
PP等との複合材は、成分由来の抗菌性や抗ウイルス性があり、食器のほかシフトノブやハンドルなど、機械製品では手で触れる部位への採用を見込む。自然物のような不規則な模様や、凹凸のある表面になり、大理石のようなまだら模様も得られる。
桝井注)本件も人とくるまのテクノロジー展の小生のレポート第3部で紹介予定です。
*リサイクルに貢献する環境配慮型の自動車用加飾フィルムを量産化 意匠性と成形性に優れたポリプロピレンをベースとした加飾フィルムでリサイクル促進
大日本印刷(DNP)2024年5月14日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000600.000069194.html
*大日本印刷株式会社は、リサイクルに貢献するポリプロピレンをベースとした自動車用加飾フィルムの量産技術を確立しました。温室効果ガス(Green House Gas:GHG)排出量の削減も期待できます。
*リサイクルに適したPPは、今後更に増加が見込まれる一方、加飾フィルムのベースとして使用すると、インキの密着性が弱く、高い意匠表現と物性・成形性の両立が難しいという課題がありました。DNPは、培ってきた印刷技術・ノウハウを活かして、高い意匠性と物性・成形性を両立させるという課題を解決し、PPをベースとした自動車用加飾フィルムの量産技術を確立しました。
*TOPPAN、透過加飾技術を活用したデジタルサイネージ 「ダブルビュー®サイネージ」を販売開始 PRTIMES 2024/04/19
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001388.000033034.html
TOPPAN株式会社は、ディスプレイ画面への加飾と鮮明な映像表示を両立した特殊な化粧シート「ダブルビュー®フィルム」を開発しました。この「ダブルビュー®フィルム」を搭載した、施設やホテルのエントランスなど、高いデザイン性が要求される空間での使用に適した、デジタサイネージ「ダブルビュー®サイネージ」の販売をホテルや商業スペース用向けに2024年4月19日より発売します。
*「ダブルビュー®フィルム」は、TOPPANが建装材事業で培ってきた木目等の表現方法を進化させた透過加飾技術を使用した化粧シートです。
*特殊な印刷技術とインキの組み合わせにより、壁面デザインに干渉しない映像表現が可能になりました。これにより、視聴者はまるで壁から映像が浮かび上がるような不思議な体験をすることができます。
8.2023年
*【塗装代替】アイカ工業、リサイクル可能な自動車外装向け3次元加飾ハードコートフィルムを開発
https://www.ctiweb.co.jp/jp/news/8502-3-31.html
アイカ工業は、NEDOから公募された「量子・AIハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業」に共同提案を行い、実施予定先として採択された。共同提案を行ったのは、産業技術総合研究所(AIST)、東京大学、セメダイン、アイカ工業の4機関。
アイカ工業は2018年に自動車内装向け3次元加飾フィルムを発売しており、国内外で幅広い車種に採用されている。さらに2021年9月には、業界に先駆けて自動車外装向け3次元加飾フィルムの開発に成功した。
このたびNEDOに共同提案した「量子・AIハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業」では、接着剤によって異なる素材が貼り合わせられた製品のリサイクル性を向上させるため、解体性接着剤の開発を促進するアプリケーション(アプリ)を開発する。特定の外部要因によって簡単に剥がせる接着剤の早期開発を実現させるシステム。アイカ工業は、易解体性能をもつ自動車外装向け3次元加飾フィルムの開発を通して、アプリの開発・実用化に貢献します。年間販売目標は、同事業終了後5年目2031年度に3次元加飾フィルム全体で50億円。
*加飾×発光】の新しい加工技術を開発!製品の外観が洗練されたスタイルに生まれ変わる最新の加飾技術
PRITIMES 2023/07/11 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000025101.html
*株式会社NAITOは、アミューズメント業界で磨き上げた先進的な加飾技術を活用し、【加飾×発光】の新しい加工技術を開発いたしました。お客様の多様で特異なニーズにも精緻に対応し、最適な加飾ソリューションをご提案いたします。
*NAITOが目指すのは、製品の外観デザインに独特で魅力的な要素を加え、その存在感を際立たせることです。スパッタリング(蒸着)、レーザー、インクジェット、ホットスタンプといった多様な加工技術を駆使し、製品の外観を、より洗練された上質なスタイルに昇華します。
*グラフィックが現れる蒸着加工「グローグラフィックス」とは、先進のスパッタリング(蒸着)技術と洗練された塗装技術が融合したもので、「光る(Glow)」と「視覚表現(Graphics)」という造語で、蒸着膜が発光して生み出す美しいグラフィック効果を象徴しています。
*軽の質感超えた!? 日産「人気軽自動車」の“高級内装”がスゴい! 迫力顔デザインに一新された新型「ルークス」の特徴は?
yahoo News 2023/07/05
https://news.yahoo.co.jp/.../450158e92a4e0434aa99ba5dbbfe...
*日産は、軽スーパーハイトワゴンの「ルークス」をマイナーチェンジし、2023年6月下旬に発売。内外装ともに高級感を高めたデザインへと変更されている。
新型ルークスの外観は、フロントグリルに新時代の「Vモーション」(グリルにV字型のメッキパーツやデザインが装備)を採用。躍動感と高級感のあるデザインされている。インテリアも注目で、ピアノブラック加飾やメッキパーツを使用した高級感のある内装は健在ですが、インパネやドアトリム、シート地に新しい色彩を採用し、より統一感を感じられる上質な内装に仕立てられている。写真41枚。
*「確かで美しく、心地よい」体験価値を提供する加飾分野の統合ブランド「Nissha SurfaceWorks(サーフェスワークス)」をローンチ
2023/07/03 財形新聞 https://www.zaikei.co.jp/releases/2105416/
NISSHA株式会社は、産業資材事業における加飾分野の統合ブランドとして「Nissha SurfaceWorks(サーフェスワークス)」をローンチしました。
*NISSHAは産業資材事業の加飾分野において、主にプラスチック成形品の表面に木目柄や金属調をはじめとするさまざまな意匠を付与する加飾ソリューション(加飾フィルム・成形品)を提供しています。代表的な工法であるIMD*は、モビリティ(自動車)、家電、コンシューマーエレクトロニクスなどの市場で数々のグローバル企業に採用されてきました。
*現在、NISSHAが価値を提供する領域は、IMDを含むさまざまな工法や技術の組み合わせにより、意匠に加えてタッチセンサーや光透過(光を利用した表示)といった機能にまで及んでいます。
従来の工法、技術、発想にとらわれることなく、より柔軟に市場ニーズに応えるため、同事業が提供する価値をSurfaceWorksというブランドで捉え直しました。
今後は、本ブランドを通じてより多様な価値を提供することで、事業のさらなる成長につなげていきます。そして、SurfaceWorks ブランドで2025年に450億円以上の売上高を目指します。
*フローティングリニア技術を利用した加飾成形技術をinterpack 2023に出展
PRTIMES 2023/05/31
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000070897.html
*花王株式会社とB&R株式会社は、さまざまなニーズに対応したパーソナライズ商品の提案を可能とする、フローティングリニア技術を利用した加飾成形システムを、国際加工・包装産業展interpack 2023に出展しました。
*このたび花王が出展したシステムは、B&R社のフローティングリニア技術を用いて、お客さま一人ひとりの要望にあわせたデザインが加飾成形可能な画期的な装置です。
新たな価値を提案できるパーソナライズ商品の提供を実現し、必要なものを必要なだけ届けることにより、循環型社会に貢献するESG視点のよきモノづくりを推進します。
*デザインのベースとなる化粧用コンパクトをセットしたシャトルを浮上させ、1つずつ高精度に移動・回転・傾斜させて、ノズルからファンデーション成分を吐出してデザインを制作します。自由度の高い6次元のモーションコントロール技術と、精密な射出技術の組み合わせにより、一つひとつ異なる作品を仕上げることが可能です。
*パナソニックのシステムバスは真空圧着で加飾を効率化、廃フィルムの再生化も MONOist 2023/05/31
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2305/31/news094.html
パナソニック ハウジングソリューションズは、茨城県水戸市の水戸工場で、「BEVAS」ブランドのシステムバスで初採用した新工法「真空圧着方式」を披露した。
*同工法の利用手順は、まず、成形機の成形治具(下型)に浴槽あるいはエプロンの基材をセットし、成形治具を下げ基材に3Dプロテクトクリーンフロアをセットする。次に、上型をセットし、上下の型で密閉された空間を真空とし、成形機のヒーターでフィルムを加熱して、軟化する。続いて、成形治具を上昇し、フィルムを密着する。その後、密閉空間の上部を圧空状態とし、3Dプロテクトクリーンフロアを基材に密着して蒸着し、手作業で余分なシート部分をカッティングし、成形品を取り出して完成となる。
(桝井注 TOM工法の利用or応用)
完成品に対して、実験装置を使って風呂イスによる4万3200回の擦り付けを行い、15年相当の擦り付けに耐えられる耐摩耗性を有していることを確認した。
*2023 年度コンセプトカラー「Takt」初発表
~ 自動車向け新カラー 塗料及び加飾フィルムへの適用~
PRTIMES 2023/05/25 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000328.000007223.html
*日本ペイントホールディングス株式会社のグループ会社で、自動車用塗料を手掛ける日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社は、5/25、自動車市場向けの2023年度のコンセプトカラーとしてTakt を発表しました。
*今年度のコンセプトである「Takt」は EV を含めた様々な車種に合わせて、UNISON、AMBIENT、SHUFFLEの3 カテゴリーで構成されています。また、当社の加飾フィルム技術を取り入れ、デザインと環境配慮を同時に実現した独自性のあるカラーパレットです。
*akt 3 つのカテゴリー
-
UNISON:マイクロモビリティやコンパクトEV に向けて、心地良さ・ベーシックさを意識した色質感
-
AMBIENT:居住性が高く多目的使用を叶えるSUV に向けて、更なる使途の多様化を考慮し、周囲環境やシーンの変化にも呼応するようなカラーバリエーション
-
SHUFFLE:スポーツタイプの車格に向け、仮想空間上で変化するエンターテイメント性とスポーティな感覚によって拡張されるイメージをミックスした世界観
*5月23日東京開催「SDGsに対応したプラスチックの加飾・塗装代替技術動向」セミナー! PRTIMES 2023/05/10
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000117216.html
シーエムシー出版は、5月23日(火)12:30~16:50に「SDGsに対応したプラスチックの加飾・塗装代替技術動向」セミナーを開催します。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、2023年5月から東京都内を中心に会場を設け、産業技術セミナーを開催します。
今回のセミナーでは、SDGs、パリ協定、CASEなどの国際的な目標に伴い、変わりゆく加飾技術について、自動車分野を中心に各社の取り組みや技術動向を詳解します。
講師は下記の3人
・MTO技術研究所 桝井氏
・GSIクレオス 今村氏
・出光ユニテックユニテック 近藤氏
*東海理化と精工技研、金型内で樹脂の成形・塗装・乾燥を行える「型内塗装技術」を共同開発 CO2を6割減 設備スペースは8割減 2023/02/16 Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/.../3f992746dcd200ec5ddcd5f0d221...
*東海理化の成形・塗装技術と精工技研の精密金型技術などを持ち寄り、昨年4月から開発に取り組んできた。従来の工法では、射出成形後に成形品を取り出して塗装ブースに移動させ、塗料を噴霧して高温で乾燥させる。新技術では、既存の射出成形機に「塗料注入ユニット」を設け、金型の上型から塗料を流し込み、金型内の熱で固める。乾燥工程の消費電力を削減できるうえ、生産効率も高まる。
*東海理化の成形・塗装技術と精工技研の精密金型技術などを持ち寄り、昨年4月から開発に取り組んできた。従来の工法では、射出成形後に成形品を取り出して塗装ブースに移動させ、塗料を噴霧して高温で乾燥させる。新技術では、既存の射出成形機に「塗料注入ユニット」を設け、金型の上型から塗料を流し込み、金型内の熱で固める。乾燥工程の消費電力を削減できるうえ、生産効率も高まる。
*豪華な「オシャレ」内装が「なぜか気になる…」新型高級SUV「CX-60」にマツダが仕掛けた「ワザ」の正体とは くるまニュース 2023/01/07 https://kuruma-news.jp/post/596624
*2022年9月に発売されたマツダのプレミアムSUV、新型「CX-60」は、新設計のパッケージングレイアウトや豊富なパワートレイン群など様々な特徴をもちますが、なかでも多くのユーザーから注目を集めているのが、豪華でオシャレな内装デザインです。
*各パッケージのほとんどに、レザー、もしくはナッパレザーのシートが採用されています。むしろクロスなのは「XD」のスタンダードと「Sパッケージ」だけ。さらに通常のレザーシートは「Lパッケージ」だけで、それ以外はすべてワンランク上の高級なナッパレザーシートが採用されている。
*またレザーシート、もしくはナッパレザーシートのグレードは、インパネもドアトリムもアームレストも合成皮革でカバーされています。しかも、最も豪華なプレミアム スポーツとプレミアム モダンの各グレードでは、本杢のドアパネル加飾や、スエード調の人工皮革「レガーヌ」を張ったインパネデコレーションなども用意されゴージャスな仕様となっています。
つまり乗員が触れるほとんどの部分に、レザーや合成皮革など柔らかな素材が張られているというわけです。
7.2022年
*アルプスアルパイン「コンバーティングテクノロジー総合展2023」に出展 アルプスアルパインのプレスリリース
https://www.alpsalpine.com/j/news_release/2022/1215_01.html
*アルプスアルパイン株式会社は、2023年2月1日(水)~3日(金)に東京ビックサイトで開催される「コンバーティングテクノロジー総合展2023」に出展いたします。当社独自のオンデマンド熱転写印刷技術を適用し、超薄膜インクを積層印刷することで、様々なメタリック表現に加え、ステルス照光を可能にしたメタリック加飾フィルムを紹介します。
【出展製品】メタリック加飾フィルム
本物の金属を使いながら、ステルスシンボル照光の機能を持たせた、意匠性・機能性の高いメタリック加飾フィルムです。金属蒸着インクを使ったテクスチャー表現や、他の柄とのシームレスなグラデーション表現が可能です。更に、当社独自のステルス印刷技術を合わせることで、室内・車内の操作パネルや、EV車におけるスマート化された外装部材への使用を提案していきます。
*花王が「ダイナミックセル技術」と「加飾成形技術」を開発、自由度の高い多品種生産を実現 日用品化粧品新聞 2022/11/21
https://www.hpc-news.co.jp/media/info/a888
*花王は、多様なニーズに対応できる柔軟な生産システムを構築したと発表した。B&R社、京都製作所と協働で、フローティングリニア技術を駆使し、効率的で自由度の高い少量多品種生産が可能な「ダイナミックセル技術」と、顧客の要望に合わせて商品をデザインできる「加飾成形技術」を開発、2023年中の稼働を目指す。これに先立ち11月10日、東京都墨田区のすみだ事業場でシステムに関する説明会を開いた。
加飾成形技術は「サイエンスとアートを融合した究極のパーソナライズ」として、フローティングリニアの自在な動きを活用することで、ノズルや筆で化粧品などの上に加飾できるもの。これまでの金型を用いて画像を転写するような一般的な技術では時間やコストの面から個々に対応することが難しかったが、今回の技術により、この課題をクリアした。まずはラインアートを用いた化粧品への装飾を提案し、更に技術を応用したサービスを模索する。「“お一人様”にでも提供できる価値」(同)として、多様化するパーソナルなニーズに応えていく。
*加飾成形技術は「サイエンスとアートを融合した究極のパーソナライズ」として、フローティングリニアの自在な動きを活用することで、ノズルや筆で化粧品などの上に加飾できるもの。これまでの金型を用いて画像を転写するような一般的な技術では時間やコストの面から個々に対応することが難しかったが、今回の技術により、この課題をクリアした。まずはラインアートを用いた化粧品への装飾を提案し、更に技術を応用したサービスを模索する。「“お一人様”にでも提供できる価値」(同)として、多様化するパーソナルなニーズに応えていく。
*凸版印刷が化粧品バルクをインキに再利用、ラメ感生かした加飾表現 2022/10/21
https://www.toppan.co.jp/.../10/newsrelease221025_2.html
凸版印刷株式会社は、化粧品バルク(※1)を再利用して凸版印刷と株式会社モーンガータが開発し、東洋インキ株式会社が協業して製造した「ecosme ink®(※2)」を使用して、プロモーションツールの試作品を制作しました。
「ecosme ink®」は、従来のインキにはない、化粧品の持つラメ感やパール感によって独特な加飾表現が可能です。凸版印刷は、このインキを使用して販促物や資材、パッケージの印刷に活用するというアップサイクルで、化粧品メーカーのSDGsの取り組みを支援します。
凸版印刷は、化粧品業界に向けて「ecosme ink®」を使用した販促物やパッケージなどを2025年までに10社へ提供することを目指します。また、化粧品メーカー各社と協力し「ecosme ink®」を使用した制作物の開発の推進、および活用可能性をひろげ、化粧品業界全体のアップサイクルを進めていくことで、SDGs活動に貢献していきます。
※1 バルク 個別の容器に充填する前の化粧品の中身のこと。
*インジウム ミラーコーティングシステム新開発発売のお知らせ
In. mirror coating system 新開発 タクボエンジニアリングから 2022年10月04日 https://www.takubo.co.jp/j/news/archives/2022/20220930.html?c=cabbe976860529a0-f5c313fe6a38dd0e
タクボエンジニアリング(株)では、長期にわたりスプレーによるメッキ塗装の量産システムを研究してまいりました。この度、武蔵塗料ホールディングス(株)との共同開発により、インジウム塗料を使用したスプレーによるメッキ塗装システム「インジウム ミラーコーティングシステム」の販売に至りました。
インジウム ミラーコーティング塗膜 耐候性と耐食性に優れまた、意匠性に加え、ミリ波などを透過する機能性質を維持。意匠塗膜と機能塗膜の両方を持つ塗膜となります。インジウム ミラーコーティングの基本のプロセス 3コート3ベイク [アンダーコート→乾燥→インジウムコート→乾燥→トップコート→乾燥】 従来のメッキ塗装との違い ・スプレーガンによる塗膜(金属膜)化/Rの技術における均一な薄膜 ・耐候性と耐食性に優れている・無駄な塗料の使用を削減 ・素材を選ばない ・適正な塗装コストで量産可能 ・数値管理された塗装環境 ・溶融槽や電極、真空釜など不要 ・メッキ塗装の量産化
*フローティングリニア技術を活用 多様なニーズに対応できるレジリエントな新しい生産システムを構築
PRTIMES 2022/10/11
https://www.iza.ne.jp/pressrelease/prtimes/Z3ERAYG2D5PBHDYM4DJOX72M4A/
*花王株式会社はこのほど、B&R株式会社および株式会社京都製作所と協働して、フローティングリニア技術※を駆使し、商品をお客さまのご要望に合わせてデザインできる加飾成形技術と、効率的な少量多品種生産が可能なダイナミックセル生産技術を開発しました。これまでにない新たな生産システムを構築し、2023年中に稼働する予定です。
#フローティングリニア技術:磁力による反発力または吸引力を制御するプログラミングにより、永久磁石を内蔵した物体を浮遊させ、自在な動作が可能となるリニア搬送システム。高速・高精度で複雑な搬送が実現でき、柔軟性と生産性の両立が可能となる。
URL: https://youtube.com/watch?v=BsX_26nv3Bg も参照ください。
*金型内で車載外装品の価値を高める、KURZが見せた先端の加飾技術
2022/10/25 日経クロステック https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02135/00007/
*ドイツKURZ(クルツが、世界最大の樹脂・ゴムの展示会「K 2022」で、型内加飾に関する先端の生産システムを出展し、来場者の注目を集めている(図1)。
*ターゲットは、クルマの樹脂製外装品だ。欧州では今、フロントパネルやリアパネルの「スマート化」が急速に進んでいる。形状によって外観デザインを表現するというこれまでの考え方に加えて、表面加飾やそれによる光透過性を生かした外観デザイン性の向上や、機能性フィルムを使った高機能化の動きが水面下で見られるのだ。KURZはこうしたスマート化の流れを捉えたリアパネルのサンプル(以下、リアパネル)を出展した(図2)。
このリアパネルは、上(表面側)から加飾フィルム(印刷層)、ポリメチル・メタクリレート(PMMA、アクリル樹脂)、ポリカーボネート(PC)とアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)のアロイ(PC/ABS)の3層構造となっている(図3)。このうち、加飾フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)製キャリアフィルムに文字やアイコンなどをグラビア印刷したもの。最後にキャリアフィルムを剥がし、印刷層を露出させることで完成品となる。KURZはこのリアパネルの加工を全て金型内で済ませる。そのために型内転写加飾(IMD)と2色成形の両技術を組み合わせた。さらに注目すべきは、これらの加工を全自動で行う生産システムを開発・導入したことだ。同社は今回、それをコンパクトにしたデモ機を会場に持ち込んだ。
*リアパネルの製造工程は、P2(有料記事)
*2色成形プレゼン動画 (別途、NISの柴田様から入手)
https://k22.plastic-decoration.com/fileadmin/user_upload/Automotive/Prozessanimation_2K.p.mp4
*多様な発電に寄与、加飾フィルムPR トヨタ/ニッペ・オートモーティブ
2022/09/26 Coating Media online https://www.coatingmedia.com/online/c/pr-4.html
*日本ペイント・オートモーティブコーティングスとトヨタとF-WAVEで共同開発した太陽電池向け加飾フィルムが、東京の渋谷で行われたイベント「トヨタのサスティナビリティ実験 #発電中を広告中」で展示された。
*再生可能エネルギーの更なる普及拡大を目指し、従来の黒色や紫色に加えて、周囲の景観に合わせてデザインできる太陽電池のニーズが高まってきている。
*この加飾フィルムは幅広いカラーバリエーションを持ち、軽量な太陽電池に装着すれば、店舗や家屋の壁面、モビリティの外板などへの搭載が期待できる。
また、シート状の太陽電池に装着すれば衣類や鞄、アウトドアグッズに搭載し歩きながらの発電も可能となる。発電量は青色の加飾フィルムを搭載した太陽電池で、1㎡当たり63W程度を測定した。
*匠の仕事による高級感あふれる意匠表現 IRIS
https://iris-pro.com/metal?utm_source=dm...
*IRISは、非鉄金属(真鍮/亜鉛ダイカスト等)の高い成型技術を保有しており、形状・外観表現を付加するための二次加工や繊細な表現が可能な二次加工により多彩で高級感あふれる意匠性を実現。また、メッキ等の加飾によりアンティークな雰囲気づくりも得意。
加工によって、永く時を刻んだ金属のようなアンティーク調の加工をすることも可能。
塗装と組み合わせて錆びたような風合いや使い込んだ金属のような風合いを出すことが可能。
*コニカミノルタ デジタル加飾で印刷物の付加価値向上 インクジェットスポットUVニスコーター「AccurioShine 3600」
NEWPRINET 2022/08/29
*コニカミノルタジャパンは8月31日、印刷物にデジタル加飾を施すインクジェットスポットUVニスコーター「AccurioShine(アキュリオ シャイン)3600」を発売する。
*新製品は、UVインクジェット方式によるニス加工機とMGI社製の箔押し機「iFoil One」が一体となったデジタル加飾機。エンボス(厚盛り)効果のある3Dニス加工からメタリックな表現を実現する箔押しまで、付加価値の高い加飾印刷物をシームレスに対応する。版や型を作成する必要がないため、最低1枚から印刷することが可能。
*トヨタ、「ランドクルーザー プラド」にマットブラック加飾の特別仕様車 Car Watch 2022/08/01
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1429129.html
トヨタ自動車は8月1日、「ランドクルーザー プラド」の特別仕様車「TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”」を設定して発売した。価格は430万円~511万8000円。
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”は、「TX」をベースに“Lパッケージ”の装備に加えて、マットブラック加飾を施した外装として、ラジエーターグリル&グリルインナーバー、ヘッドランプガーニッシュ、フォグランプベゼル、18インチアルミホイール、バックドアガーニッシュなどを採用した。
*デジタルデータによる加飾サービス(サーフェスデザイン受託)事業「SURFACE STUDIO」をサービススタート PRTIMES 2022_07_28
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000018606.html
*株式会社ケイズデザインラボは、 エッチングメーカーである株式会社ワールドエッチングと企業連携し、デジタルデータを用いた加飾デザインから、実加工製造までを請け負うサービス事業「SurfaceStudio」を、8月1日よりスタート。製品の表面形状には「シボ」と言われる模様が施されています。このシボ加工は日本の職人技術により、金型の後加工として確立し、製造プロセスの一つとしてほぼすべての製品に適用されています。しかし近年では、SDGs対応や新しいデザイン表現に対応する、新たな技術として「デジタルデータによる加工」が注目されています。すでに欧米中等ではこの加飾手法が注目され、シボ加工と同様の加飾技術として確立されています。その為、従来の柄から選んでいく表面加飾技術から、デザインの一環としてサーフェスデータを作成するという、新たなプロセスに市場の要望が変化を始めています。本事業は、そのようなデジタルデータによる加工のニーズに向けて、日本市場にむけたサービスを展開致します。
*加飾市場独特の課題として挙がるのは、「デジタル加工に必要な最適なデジタルデータが作れない」という点になります。この点の解決がデジタルデータによる加工を活性化すること、およびデジタルならではのサーフェスデザインを量産させていくことにつながり、日本の市場に活性化をもたらすと考えています。 その為、データプロセスのエンジニアリング作業とレーザーテクスチャリング加工技術を有すると連携し、市場へのデジタルによるサーフェスデザインのニーズを総合的に支援できる体制を構築しました。
*2種の透明樹脂を“2色”成形、屈折率の違いで浮かび上がる模様 日経XTECH 2022/06/10 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/13053/
*射出成形や金型の設計・製造を手掛けるアイリスは、射出成形後の加工なしでプラスチック製品の装飾性を高める成形法「加飾レス成形」を開発。技術展示会「付加価値ある意匠デザインを実現するものづくり技術2022」(主催:日経ものづくり、2022年6月9日)に出展した。
*飾レス成形は、2種の透明プラスチック材料を張り合わせたように2色成形したもの。屈折率の異なる2種の材料の界面に凹凸模様(内部模様面)を設けて成形すると、そこで光が屈折して、あたかも表面を加工したり処理したりしたような模様が光学的に浮かび上がる。界面の形状次第では、見る角度によって模様が変化するかのように仕立てることも可能だ。「塗装やめっきなしで射出成形だけで意匠性を持たせられる」。製品への採用はこれからだが、既に自動車の内装材や化粧用品用として幾つかの商談が進んでいるという。
*桝井注)2種の材料を貼り合わせて、表面がフラットにもかかわらず、凹凸模様のように見せる技術は、既に以前から、旭電器や岐阜多田精機で開発され、使用されているが、本件の特徴は、2種の屈折率が異なる透明材料を使用したことにある。加飾の一種であり、「加飾レス成形」との表現は違和感を感じる。
*魅力先取り! 新型ステップワゴン【3】vs ノア/ヴォクシー:インテリア マイナビニュース 2022/06/07
https://news.mynavi.jp/article/20220607-2361801/
*シンプルで良質。今風の言い方の「スマート」というのがステップワゴンのインテリアだ。
*ノア系はアクセントに煌びやかさを加えるが、落ち着いたデザイン。
*ホンダのステップワゴンとトヨタのノア/ヴォクシーの内装写真が多数。詳細は、本文を参照ください。
*魅力先取り! 新型ステップワゴン【3】vs ノア/ヴォクシー:インテリア マイナビニュース 2022/06/07
https://news.mynavi.jp/article/20220607-2361801/
*シンプルで良質。今風の言い方の「スマート」というのがステップワゴンのインテリアだ。
*ノア系はアクセントに煌びやかさを加えるが、落ち着いたデザイン。
*ホンダのステップワゴンとトヨタのノア/ヴォクシーの内装写真が多数。詳細は、本文を参照ください。
*ベントレー「コンチネンタルGT」にブラックの加飾やレッドキャリパーが際立つスポーティグレードの「S」「GTC S」を追加
clicccar12th 2022/06/07
https://clicccar.com/2022/06/07/1192098/
*4人乗りの2ドアスポーツクーペ「コンチネンタルGT」に、走りやスポーティな外観を際立たせた「Sモデル」が加わります。
*ブラックの加飾が際立つエクステリアは、ブラックグロスのラジエターグリル、ブラックのブライトウェアをはじめ、フロントフェンダーのSバッジなどにより精悍なムードを漂わせています。ヘッドライトとテールランプは、ダークティント、エクステリアのブライトウェアはすべてグロスブラック仕上げになり、「ウイングドB」のバッジと「BENTLEY」のロゴがブライトクロームで仕立てられています。また、リヤウイングは、ダークなエクステリアにマッチするグロスブラックになります。
*一方のインテリアもスポーツモデルらしい引き締まった世界観を表現。ハイパフォーマンスを誇示するように、Sモデル専用のツートンカラースプリットが目を惹きます。ステアリングホイール、ギヤシフトレバー、シートクッション、シートバックレストには、スエード調の「ダイナミカ」が備わり、スポーティな走りを支える心地良い肌触りが得られるそうです。
*「ほぼソファ」搭載!? 日産新型「サクラ」高級感スゴい内装とは? グレードの差はある? Yahoo Japan News 2022/06/05
https://news.yahoo.co.jp/.../bd527ff4eb065d07094a3fbfcb8a...
*日産が2022年5月20日に発表した日産新型軽EV「サクラ」。 日産の軽自動車として初の100%EVとなりますが、なかでも注目すべきはインテリアです。
*【画像】クルマにソファ搭載!? 居心地良すぎな日産「サクラ」の室内空間を画像で見る(76枚)
新型サクラのグレードには、「G」、「X」、そしてビジネスユース向けの「S」の3種類があります
*Sグレードはインパネ部分にはインテリアのアクセントとなるカッパー加飾が施されています
Gグレードは、インパネ部分のほかアームレスト部分からインパネ部分にかけてカッパー加飾が追加されています。
その他詳細は本文および上記76枚の画像を参照ください。
*だいぶ攻めたな!? スバル新型「レガシィ」が巨大グリル装備して米でモーレツ進化! 赤加飾入りもカッコいい!
2022/05/18 yahoo Japanニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/427d92199d88a1fd0eb229c8ecdb2ce6448f3b0e
スバルは、マイナーチェンジした新型「レガシィ」(2023年モデル)を発表、北米で2022年秋に発売される予定フロントフェイスが刷新されました。なかでも「スポーツ」はフロントグリルに赤の差し色を配したほか、内装もレッドステッチが施されたブラック/グレーの表皮が採用され、スポーティグレードらしさを強調。ッコいい!
5/20 下野新聞 https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/589009
宇都宮大工学部と電子部品メーカーのアルプスアルパインは、空中に映像を映し出してタッチパネルのように操作でき、デザイン性も高めた機器「ステルス空中インターフェース」を共同開発した。早ければ2023年にも公共施設などのエレベーターなどへの試験導入を目指している。
空中表示技術と操作技術に加えて、自動車の内装などに使用されている加飾印刷技術も導入し、インテリアなどとの調和を図るデザインとした。同印刷技術はアルプスアルパインの強みで、両者によると、三つの技術を搭載した機器は世界でも珍しいとしている。使い方はシンプルで、機器の上面近くに手をかざすと、内部のアンテナが反応し、空中に映像が浮かぶ仕組み。静電気を高感度で感知する技術が使われており、空中の映像に触れて操作する。入射した光が同じ方向へ反射する原理(再帰性反射)を利用して、機器内で反射した光源を集めて映像にしている
*トヨタ紡織:シート、内装品などがトヨタの新型車「bZ4X」に採用 2022/05/16 Motor Fun tech
https://motor-fan.jp/tech/article/20691/
トヨタ紡織は、シート、内装品などを開発し、トヨタ自動車新型車「bZ4X」に採用された。人の触れる部位には表皮材を使用し、インストルメントパネルとのつながり部に大型の加飾パネル(①)を配置したドアトリムが採用され、高級感を演出している。その他、天井、カーペット、キャビンエアフィルターなどが採用された。
*ウェーブロック樹脂部品、GMのEVに フィルム採用 VWの日本仕様車にも
2022/05/12 SANKEINEWS
https://www.iza.ne.jp/article/20220512-SY6Z5HBQFVPZLEW5AIA6MYQEZQ/
*ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジーは、米ゼネラル・モーターズ(GM)から電気自動車(EV)向け樹脂フィルム素材を受注した。EVはガソリン車に比べデザインの自由度が高いとされ、同社は加工しやすい樹脂フィルムの採用を国内外の自動車メーカーに働きかけている。海外メーカーでは独フォルクスワーゲン(VW)や米新興EVメーカーのリビアン・オートモーティブのEVに採用されている。
*GMから受注したのは、メッキ加工の代替となる金属調の加飾フィルム。キャデラックブランド初のEV「リリック」向けで、ドアパネルの内装パーツとエンブレムに使われる。加飾フィルムは光が透過するため、金属の光沢を得られるだけでなく、内装パーツでは光が色を変えながら流れるように点滅する。
*VWには、硬度や耐衝撃性を高めた透明多層フィルムをハッチバックタイプの小型EV「ID.3」やスポーツ用多目的車(SUV)タイプのEV「ID.4」向けに納入している。速度など運転情報を車両前方に投影する「ヘッドアップディスプレー」用として採用されており、VWが年内に投入を予定している「ID.4」の日本仕様車にもこのほど採用が決まった。
*メルセデスのGT4レースカーがカーボンファイバーの代わりにエコバンパーを採用 2022/05/12 Top Gear
https://topgear.tokyo/2022/05/48968
メルセデス AMG GT4は、カーボンファイバー製のバンパーをやめ、亜麻から作られた天然繊維の複合材を採用した。AMGのGT3およびGT4マシンの製作とカスタマーチームへの供給を担当するエンジニアリング会社HWAは、スイスの軽量化会社Bcompと協力してこのプロジェクトを進め、従来のカーボンバンパーの生産を完全に停止した。この新しい天然繊維の部品は、同等のカーボン部品と比較して、ゆりかごから墓場までの期間を測定した場合、85%のCO2排出量削減を可能。
~自動車内装向け3次元加飾フィルムをバイオマス化 バイオマス原料を使用した塗装代替フィルムでサステナブルなクルマづくりに貢献~ 2022/05/02
https://www.aica.co.jp/products/news/detail/3_1.html
*『アイカ工業株式会社は、自動車内装向けに、バイオマス原料を使用したUV(紫外線)硬化型の3次元加飾※1用ハードコートフィルムを開発しました。4月より本格的なサンプルワークを開始しており、本年6月に発売します。』
*アイカ工業、2021年9月には、トウモロコシや大豆といった植物由来のバイオマス原料を一部使用した、UV硬化型のハードコート剤とハードコートフィルムを発売しており、ディスプレイ向けフィルムや電子製品の筐体などの用途で多数の問い合わせ。このたび、より複雑な形状に対応できる3次元加飾※1用途において、バイオマス原料を使用したUV硬化型ハードコート樹脂を開発。内装ディスプレイやヒーターコントロールユニットなどの自動車内装用3次元加飾ハードコートフィルムとして4月より本格的なサンプルワークを開始。6月に発売予定。
*バイオマス3次元加飾ハードコート製品の特長
■バイオマス度30~40%※3を実現しており、地球環境にやさしい ■環境対応型商品でありながら、従来品同等の作業性や性能を維持 ■熱成形時の高温領域では柔軟化と高い伸び率(成形性)を実現し、成形後の常温領域では高い耐摩耗性、耐薬品性、鉛筆硬度を示す ■3次元加飾ハードコートフィルムは、自動車内装成形品などへの一体成形が可能 ■後工程でのUV照射が不要なプレキュアタイプ※4のため、追加設備投資が不要 ■バイオマスマーク取得に向けた対応も可能
*車の色“着せ替え”を実現するトヨタのすごい塗装技術 yahoo news 2022/04/30
https://news.yahoo.co.jp/.../d1d2f57ef9746c20c02c0a7c055e...
トヨタ自動車は、車のサブスクリプション(定額制)サービス「KINTO(キント)」で、車両の色を変えられる新サービスを年内にも始める。車体に傷などの損傷をつけずに塗装をはがせる新開発の技術を活用し、100種類以上の色から好みの色に“着せ替え”できる。下取り価格の低下を気にせずに、個性的な色を楽しめる。
車体のほかドアミラーや天井など、部分的な塗装も可能
装せずフィルムで色付け 大阪の企業、自動車外装に(2021/01/06 産経フォト)
塗装せずフィルムで色付け 大阪の企業、自動車外装に - 読んで見フォト - 産経フォト (sankei.com)
樹脂成形の布施真空(大阪府羽曳野市)は、ボンネットなど主に外装の自動車部品にフィルムを貼り付け、むらなく色付けできる大型の装置を開発した。何層にも塗装する従来の手法と比べ使用電力量が3分の1程度で済む省エネが売りで、環境に配慮した車造りを目指す自動車メーカーへの売り込みを目指す。
装置の中を真空状態にして接着剤が付いたフィルムを物体に近づけ、外から圧力を加えて貼り合わせる独自技術「3次元表面加飾工法」を使う。対象が複雑な形状でも空気だまりが生じず、フィルムに防水機能を持たせるなどすれば物体の性能を向上させられる。
独自技術はトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」の内装やパナソニック製の便器に採用された実績がある。顧客から大型化を望む声があったため1億円超を投じ、大型装置の開発に踏み切った。
6.2021年
*内装を日本の伝統技術で仕立てた「BMW X7」の限定車発売
自動車ニュース 2021/09/21 https://www.webcg.net/articles/-/45157
BMWが X7西陣エディションを発売。「BMWと日本の名匠プロジェクト」シリーズの第3弾で、その名の通り日本が世界に誇る京都・西陣の色彩技術を取り入れた特別な仕立ての内装が特徴。インテリアのトリムには西陣織で和紙に施す箔(はく)が直接装飾されている。
ボディーカラーは光の当たり方によって紫色から赤、青、黄といった複雑な輝きを放つという「アメトリン」となる。
*「構造色インクジェット技術」新開発 2022/03/23 富士フィルム
モルフォ蝶やタマムシと同じ発色現象で高い意匠性を実現する加飾技術 シチズン時計「CITIZEN L/アンビリュナ」やアーティスト舘鼻則孝氏のアートピースに採用
https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/7724
(桝井注:1/26~28のコンバーテイング総合技術展でも展示されました。その時の説明では、「現時点では、伸びが小さく、3次元形状への展開は不可」との事でした)
*富士フイルム株式会社は、色素を用いず、光の反射によって生じる発色現象である「構造色」を発現させ、意匠性の高い加飾印刷を可能にする「構造色インクジェット技術」を新たに開発しました。本技術は、インクに色素となる染料や顔料を含まず、基材定着時にインク膜内に微細構造を形成する技術により、構造色を発現させるものです。構造色の多彩な色合いをインクジェット印刷で自在に表現でき、樹脂やガラスの装飾などに最適です。本技術は、シチズン時計株式会社が今年7月に発売予定の腕時計の文字板や、アーティストの舘鼻則孝氏が制作するアートピース※1に採用されました。
今回新たに開発した「構造色インクジェット技術」は、富士フイルムの分子制御技術を応用し、フィルム基材上に吐出したインク内に微細な構造を形成して発色させるものです。色味の異なる構造色を発現するインクを複数種用意し、その組み合わせやインクの濃度を調整しながら、構造色のパターンやグラデーションなどを自在に描画することで、高い意匠性を実現します。
*GSIクレオス、CO2排出削減に貢献する型内塗装技術の普及に向けた取り組みを強化 日本経済新聞 2021/12/28
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP624721_Y1A221C2000000/
*環境対応を追い風に、CO2排出削減に貢献するKraussMaffei Technologies GmbHの型内塗装技術(Colorform)が国内の自動車業界等の注目を集める中、同社の日本法人であるクラウス・マッファイ・ジャパン株式会社により国内での生産が開始されるColorForm成形機用のポリウレタン注入機の販売を行う。
*KraussMaffeiが、2010年、K展で提唱した型内塗装技術、ColorFormは、その後10年の時を経て自由な加飾表現と塗装工程の大幅削減が可能な生産技術として確立されたばかりではなく、昨今では、環境に優しく、自動車等の生産現場で極めてCO2排出削減効果が高い塗装代替技術として世界的に高い注目を浴びている。
*金型は、精密金型技術株式会社岐阜多田精機に、2020年1月、650トンの対面式の、ColorForm成形、2色成形およびミューセル成形が出来る試作開発機を納入し、成形プロセスと金型設計ノウハウを取得してもらうとともに、専用塗料では、武蔵塗料ホールディングス株式会社、ドイツの塗料メーカーであるRuhl Puromer GmbH(◇)およびクレオスの3社間でグローバルアライアンス契約を2019年10月に締結。
~高耐久グラビアインキとトップコートで建築物やモビリティに新しい意匠性を付与~ PRTIMES 2021/12/07
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000068461.html
*建築物などの外装に意匠性を付与する際は、塗料を用いることが一般的す。一方、グラビア印刷したフィルムを金属などの基材に貼り合わせることで、木目や大理石の模様といった様々なデザインを施すことが可能になりますが、屋外用途では長時間紫外線や風雨にさらされるため、印刷インキの耐久性が課題となっていました。
*この度東洋インキが開発した、高耐久グラビアインキ「ELACシリーズ」およびトップコート「Z308シリーズ」は、長年インキ事業にたずさわる中で培った高耐久樹脂設計技術により、耐候性および耐湿熱性の大幅な向上を実現しました。
これにより屋外加飾の可能性を広げるとともに、製品寿命の長期化や資源の有効活用に貢献します。
*会津塗や精密彫刻で売れる環境対応製品を目指す、ペッカー精工
日経XTECH 2021/10/05
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/06059/
ペッカー精工は、バイオプラスチック製タンブラーのラインアップを数多く備えている。
さまざまなタンブラーの1つが、リサイクル素材開発ベンチャーであるカミーノ(東京・港)による「PAPLUS」を使った成形品。PAPLUSは、牛乳パックや企業排出古紙といったリサイクル紙と、トウモロコシやサトウキビ由来のポリ乳酸(PLA)を複合させた素材。
もう1つは、ヘミセルロースとPLAを混合した「HEMIX」を用いた透明のタンブラー。透過色の製品としては、三菱ケミカルのバイオポリカーボネート(PC)「DURABIO」を使ったカルトン(キャッシュトレー)も手掛けている。
生物由来であり、環境配慮製品であるという価値を、どこまで追求できるか。価格の割に品質が見劣りする製品を「環境に優しいから」というだけで買う人が多いとは考えにくい。
「バイオ+α(アルファ)の価値で売らなければならない」。すなわち、「質感やデザイン」が重要な要素になる。バイオプラスチック製タンブラーに漆塗りや金粉を施し、外観に高級感を持たせるなどの試みにも取り組む。加飾も生物由来の素材にこだわることを忘れない。漆は、当然ながら植物由来の塗料である。 DURABIO製カルトンについても、彫刻調の細かい加飾によって高級感を演出する。
*必要なときだけ、フルカラー立体像や動く画像を空中に浮かび上がらせる技術
eXsiteニュース https://www.excite.co.jp/news/article/Techable_157598/
株式会社アーティエンス・ラボは、透明導光板上にフルカラー3Dホログラム「WOWGRAM」を表示できる照明技術「WOWLight ~HoCODA~」を開発。本技術は、透明なガラスやアクリルなどに、必要なときにだけ、フルカラー立体像や動く画像を空中に浮かび上がらせる表示を可能にし、例えば、車載用計器表示パネルの前面保護ガラスに非常時だけ警告表示をしたり、リアウィンドウに後続車両への情報表示を出したりできる
*樹脂でもツヤツヤの高級感!? 車の内装にピアノブラック なぜ急増? https://carview.yahoo.co.jp/.../49cd1e1eaf4f981c90688299.../ CARVIEW 2021/5/28
最近のクルマは、内装にピアノブラックフィニッシャーが使われることが増えてきた。軽自動車から、大型SUVまで、昨今のクルマのインテリアには、必ずどこかに採用され軽自動車のようなエントリークラスから、大型SUVのようなアッパークラスまで、昨今のクルマのインテリアには、必ずどこかに採用され、高級感や上質感を演出ている。指紋などの汚れが目立ち、光沢があるゆえ「映り込み」があるのが短所だ。
*日本ペイント:自動車用塗料事業でフィルムビジネスに本格参入
https://motor-fan.jp/tech/10019898 Motor Fan 2021/7/1
日本ペイント・オートモーティブコーティングス(NPAC)は、フィルムビジネスに本格参入する。NPACが今回事業化した自動車内装用の加飾フィルムは、Center Information Displayなどの電子デバイスやディスプレイの保護、映り込み防止機能のほか、コロナ禍において需要が高まっている抗ウイルス等の機能を付与することができる。また、塗料では実現できなかった自由なデザインを施すことも可能。さらに、塗装工程で排出されるCO2量の低減も期待されることから、脱炭素社会の実現に向けて、加飾フィルムへのニーズはますます高まる見通しだ。
*生物や自然をヒントに技術開発を行うスタートアップ10社
https://www.sustainablebrands.jp/.../1203300_1532.html 「サステナブル・ブランド ジャパン」2021/7/1
米バイオミミクリー・インスティチュートは5月、自然界から着想を得た技術を開発する10社のスタートアップを2021年の「Ray of Hope Prize」候補として発表した。ファイナリストの10社の取り組みが紹介されている。
例えば、Spintex(英)は、ようやく蜘蛛の秘密を暴き、液体ジェルから、蜘蛛が室温で、強い化学薬品を使用せずに糸を作り出せる方法を真似している。Spintexの技術は、合成、石油繊維より1000倍エネルギー効率が良く、副産物は水だけだ。
桝井注:10件とも、詳細記事にリンクされている。
*凸版印刷、印刷加飾技術を用いた高意匠NFCラベルを開発 PRTIMES 2021/6/17 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000711.000033034.html
高級感を表現できる金属調加飾を施しながらもNFC(注)タグに求められる通信性能も維持した、高意匠NFCラベルを開発。本シリーズの展開により、パッケージに高いデザイン性が求められる高級酒、高級化粧品などのブランド製品における、NFCラベル採用時の意匠課題を解決するとともに、NFC機能を活用した製品のID管理や顧客サービスの提供を可能としている。
(注)NFCとは「Near field communication」の略で、日本語では「近距離無線通信」
*コニカミノルタジャパン、卓上型デジタル加飾印刷機発売 PJweb news 2021/6/21 http://www.pjl.co.jp/news/product/2021/06/14350.html
設置場所を選ばないコンパクトな卓上型でありながらも、箔によるリアルで高品位なメタリック表現を簡単操作で実現する。
採用されている専用箔は、「AccurioPress」でモノクロ印刷されたトナーの上に直接印刷加工され、その後、箔加工された出力物にカラー印刷(追い刷り)を行うことで、メタリックカラーに仕上げることができる。
*必要なときだけ、フルカラー立体像や動く画像を空中に浮かび上がらせる技術
eXsiteニュース https://www.excite.co.jp/news/article/Techable_157598/
株式会社アーティエンス・ラボは、透明導光板上にフルカラー3Dホログラム「WOWGRAM」を表示できる照明技術「WOWLight ~HoCODA~」を開発。本技術は、透明なガラスやアクリルなどに、必要なときにだけ、フルカラー立体像や動く画像を空中に浮かび上がらせる表示を可能にし、例えば、車載用計器表示パネルの前面保護ガラスに非常時だけ警告表示をしたり、リアウィンドウに後続車両への情報表示を出したりできる
*樹脂でもツヤツヤの高級感!? 車の内装にピアノブラック なぜ急増? https://carview.yahoo.co.jp/.../49cd1e1eaf4f981c90688299.../ CARVIEW 2021/5/28
最近のクルマは、内装にピアノブラックフィニッシャーが使われることが増えてきた。軽自動車から、大型SUVまで、昨今のクルマのインテリアには、必ずどこかに採用され軽自動車のようなエントリークラスから、大型SUVのようなアッパークラスまで、昨今のクルマのインテリアには、必ずどこかに採用され、高級感や上質感を演出ている。指紋などの汚れが目立ち、光沢があるゆえ「映り込み」があるのが短所だ。
*大成プラス 【 木の温もりを感じるプラスチック製品 】 セルプレーン
お問い合わせ先:mail-info@taiseiplas.com■大成プラスのホームページはこちら
木目調樹脂材料を使用した製品セルプレーン®は、木粉等を使用しない100%樹脂で構成された原料です。
木材及びWPC(木材・プラスチック複合材)で腐食の原因となる水分を吸わないため、経年後の腐食は起こりません。成型条件により発泡が可能ですので軽量化も可能です。
外観も多種なデザインが可能です。
風合いは変わりますがインジェクションでの成形も可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
表面を木目調樹脂(PVC)にして加飾したり、外側を硬質樹脂(PP)、内側を軟質樹脂(エラストマー)で2種類の樹脂を組み合わせるレールやパイプなどの押出2色成形が可能です。
軟質樹脂を組み合わせる事によりパッキンやクッションの機能性を付与する事が可能です。
*日本ペイントホールディングスのグループ会社で自動る車用塗料を手掛けている日本ペイント・オートモーティブコーティングスは、トヨタ自動車株式会社と共同で、太陽電池の表面にデザイン性と、カラーリングを実現させる「太陽電池向け加飾フィルム」を開発した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000250.000007223.html 2021/3/30 PRTIMES
日本ペイントホールディングスのグループ会社で自動車用塗料を手掛けている日本ペイント・オートモーティブコーティングスは、トヨタ自動車株式会社と共同で、太陽電池の表面にデザイン性と、カラーリングを実現させる「太陽電池向け加飾フィルム」を開発した。
太陽電池の性能を維持しつつも光によって表情を変える、ピンク、ブルー、グリーンなど様々なデザインの実現に成功。
加飾フィルムに使用している顔料は、特定の波長を反射して発色する半透明の自動車塗装向けのものを利用している。この顔料は鱗(うろこ)のような形状のため、色ムラなく均一な発色を実現するには、顔料が同一方向を向くよう配列させ、塗膜の厚みを高精度に均一(数マイクロメートル)にコントロールしている。
さらに、加飾フィルムの色は、使用する顔料の選定によって幅広く変化させることが可能であるとともに、印刷技術と融合することで木目やレンガ調、迷彩柄など意匠を表現できる。
*メラニン前駆体ドーパミンを重合して得られるポリドーパミンで、均一な人工メラニン粒子を作製し、孔雀や玉虫の色を模倣した鮮やかな構造発色を実現 共同通信PRワイヤー配信
https://doi.org/10.1080/14686996.2020.1852057(オープンアクセス)
https://www.tandfonline.com/.../10.../14686996.2020.1852057
https://doi.org/10.1080/14686996.2020.1852057(オープンアクセス)
https://www.tandfonline.com/.../10.../14686996.2020.1852057
*超強度、超耐性を誇るアラミド繊維「ケブラー」を主材料としたシンプルでスタイリッシュなケース「DURO(デューロ)」にiPad Pro 12.9インチ(第4世代)用登場)
ディーフ㈱)は、アラミド繊維製ケースを1月15日より発売。サイズ / 重量:幅216 × 高さ282 × 厚さ9(mm) / 重量約83g。
アラミド繊維は同一重量の鋼鉄の約5倍の強度、同一強度では重量が鋼鉄の1/7、ガラス繊維の1/2。他にも耐熱性、非磁性、耐衝撃、振動減衰効果など多岐に渡り、防弾チョッキなどに使用されている。
桝井注)
小生は、一時、某メーカーからの委託研究で、アラミド繊維複合熱可塑性材料(AFRTP)およびその成形加工研究を行っており、軽量で、衝撃吸収能がCF複合熱可塑性樹脂(CFRTP)より優れていることなどの特徴を生かした新しい用途への展開を期待していたが、進んでいない。(ATRTPの検討状況などは小生のWeb Siteに掲載)
このような中で、今回のように、その織物柄を生かした、強度+加飾部品が若干使用されるようになっており、今後の展開を期待している。
*蚊の嗅覚、がん診断に利用 小型高精度のセンサー開発―東大など
(2021/01/18 JIJI.com) 蚊の嗅覚、がん診断に利用 小型高精度のセンサー開発―東大など:時事ドットコム (jiji.com)ニ
蚊の嗅覚受容体を利用し、呼気に含まれるがん患者特有の臭い物質を検出する小型センサーを東京大などの研究チームが開発した。低コストで精度も高い、早ければ10年後の実用化を目指す。
蚊の触角には、さまざまな臭いを検知する嗅覚受容体が臭いごとに約100種類備わっている。この受容体は嗅覚をつかさどる細胞の表面にあり、特定の臭い分子と結合した時だけ細胞内にイオンを通過させる穴を開け、細胞が臭いを検知する。
東京大の竹内昌治教授らは、人間の汗や肝臓がん患者の呼気に含まれる「オクテノール」という分子を検知する蚊の嗅覚受容体を組み込んだ人工細胞膜を作成。受容体がオクテノールと結合し、イオンが通過する際に流れる電流を検知するセンサーを作った。
5.2020年
*サカタインクス Research Memo(8):世界的な需要は環境配慮型製品にシフト
(2020/07/09 株式/指数〈ニュース)ニュース
国内印刷用インキ市場の約4割を占めているパッケージ印刷用インキ(段ボールや紙器など紙パッケージ印刷用、食品・化粧品・トイレタリー製品・日用品などフィルムパッケージ印刷用、飲料缶など金属缶印刷用など)の市場は拡大基調である。また地球環境問題を背景として、世界的な需要は環境配慮型製品へシフトしている。したがって国内に限らず、アジア、米州、欧州でも、パッケージ印刷用インキ市場を中心に、環境配慮型高機能・高付加価値インキの市場拡大・開拓余地は大きい。
サカタインクスの環境配慮型製品拡販や新規分野創出の推進施策をセグメントごとに紹介。
*塗装なしで漆黒を再現する高機能バイオ素材、クラファンでスマホケースも(2020/07/01MONOist)
NECプラットフォームズは、機能バイオ素材「NeCycle」の販売開始を発表した。当面は、高付加価値、環境性が求められる製品向けに展開をスタートし、事業規模を拡大。2025年度に年間50億円の売上高を目指すとしている。
NeCycleは、非可食バイオマスから抽出されるセルロース(約50%)と安全な成分で構成され、海洋や土壌といった自然環境の中で4年程度で分解される性質を有することが、人工海水を用いた模擬試験で実証されている。また、日本バイオプラスチック協会から「バイオマスプラ」に認定され、同素材を適用した製品は「バイオマスプラ・シンボルマーク」の使用が可能だという。
幅広い製品に適用可能な耐久性、射出成形による量産が可能な成形性も特長で、さらに、装飾性にも優れ、漆のような深みと高級感のある黒色を塗装工程を経ることなく表現可能で、製品形状の自由度や量産性にも寄与するとしている。
クラウドファンディングサービス「Makuake」を通じて、同素材を使用したスマートフォン用ケースの生産・販売も行う。
*『土にかえる杯』製品化 若松・三義漆器店、植物由来プラに会津塗 (2020/07/01 福島民友新聞)
会津若松市の三義漆器店は、植物由来のプラスチックに会津塗で加飾した「紫翠盃(しすいはい)」を製品化した。土中で最終的に水と二酸化炭素のみに分解され、土にかえる素材を使用。
紫翠盃の素材は、でんぷんや搾ったサトウキビ汁、乳酸菌を原材料とする生分解性プラスチック。同社の工場で成型後、植物由来の漆で保護、加飾する。金型はペッカー精工。
現在は約20種類あり、価格は加飾の種類により2000~1万円という。貝殻の輝く部分を貼る螺鈿(らでん)の技術を生かした作品もある。7月から販売を本格化する。
*超細密「加飾」で世界へ(2020/05/12 山形新聞) New (2020/05/17記載)
金型メーカーの「IBUKI(イブキ)」は11日、中国の大手自動車内装部品メーカー「JIFENG(ジェイファン)」(中国名・継峰)と自動車内装部品、金型の製造・販売に関する業務提携の覚書を締結した。IBUKIは、部品表面に超細密な模様を施す「加飾技術」が高く評価されている。金型本体の代金に加え、部品売上高の3%がIBUKIに支払われるという。
一般的に金型で生産された部品は、塗装したりフィルムを貼ったり2次加工することで高級な質感を付加するが、IBUKIの金型は2次加工が必要なく、コスト削減も実現できるという。自動車ではスズキ「ジムニー」のメーターパネルや、ホンダの複数車種に採用されている。
(MTO桝井注:加飾技術分類ではNSD(Non Skin Decoration)になる。NSDはMTOの加飾技術各論を参照ください)
*「皮革調立体タッチパネル」が「日本弁理士会会長奨励賞」を受賞
(アキレス㈱Web Site 2020/01/10)
ポリピロールめっき法を活用した「皮革調立体タッチパネル」は、立体形状でタッチパネルを大型化した製品。自動車のダッシュボードにこの製品を組み込めば、カーナビの画面を湾曲面に配置することが可能になり、無人運転が実現した未来では、移動中にプラネタリウムなどを楽しむことができます。
MTO桝井注
もともと、ABS樹脂以外の樹脂へのめっき技術として開発した技術を活用して、皮革調立体タッチパネルを開発。
関連情報:①帯電防止からメッキ技術に発展、皮革調の立体タッチパネルの“裏側”にあるものは
②「無電解めっき処理技術『ポリピロールめっき法』」
4.2019年
4.2019年
*サステイナブルな自動車内装用途「加飾材料」募集開始――経済産業省協創プロジェクト令和元年採択課題【〆切:12/13、窓口はリンカーズ株式会社】 (PRTIMES2019/11/19) New
令和元年度の採択が決定したばかりの経済産業省関東経済産業局主催オープンイノベーションエコシステム構築事業の協創プロジェクト。その1つ、河西工業株式会社が推進する「リサイクル材や伝統工芸技術を活用した環境負荷の低い自動車内装用素材の開発パートナー探索」について、本事業の運営事務局であるリンカーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:前田 佳宏)は、課題に合致する素材とその開発パートナー企業を募集します。
*【マツダ MX-30】将来を見据えたスリートーンと実績ある観音開き…[インタビュー] New
(価格.com2019年11月15日)
マツダ初の電気自動車、『MX-30』はインテリアやカラーのデザインでも従来にないデザインにトライしている。
・ボディカラーは、『CX-3』で初採用したセラミックメタリックを基本に、ピラー周りはガンメタ、ルーフはブラックというスリートーン。
・ドアは観音開き。『RX-8』以来、久しぶりのフリースタイルドア。
・コンソールは二段構えのデザイン。フローティング風の上段があり、その下にコルク素材を敷き詰めた下段がある。
・クルマのインテリアの加飾にコルクを使うのは珍しい。コルクは高級感のある素材ではないからだ。しかし弾力があって触感が優しく、日常生活のなかではお馴染みの素材。「自然体」を問うMX-30の商品コンセプトに相応しいと思えるが、それだけではない。「マツダのルーツは東洋コルク工業。マツダはコルク・メーカーからスタートした」
3.2018年
*クルマ外装、塗らずに貼る フィルムに注目 クルマ外装、塗らずに貼るフィルムに注目
(日本経済新聞2017/1/5 6:30)
デンカは車の外装に塗料を塗るのではなく、フィルムを「貼る」手法を提案し始めている。
引っかき傷への耐性など超えるべきハードルはあるが、車両の軽量化や二酸化炭素(CO2)排出量削減の要請にこ
たえうる。新たな外装デザインの手法は、成型会社の布施真空(大阪府羽曳野市、三浦高行社長)と開発してきた。
デンカが屋外の看板用や建物の内装用に製造してきたフッ素系の樹脂フィルムを改良して使う。布施真空が開発した
成形装置にフィルムと部品を投入。気圧差を利用して、凹凸のある車の表面にフィルムをぴたりとくっつける仕組み
だ。フィルムを貼るのにかかる時間は15分ほどで、従来のように塗装と乾燥を何度も繰り返す必要はない。
重ね塗りの途中で何度も乾燥させるボディー塗装は、車両の製造工程のCO2排出量のうち2割を占める。トヨタ自動
車は2050年に向けた環境対策として、塗装工程のてこ入れを掲げている。環境規制が工法転換をもたらすチャンス
になりうる。ある2トーンカラーの車種のパーツに、デンカ―布施真空の工法が採用されたのだ。
将来はボディー全体での採用を目指す。遠くない未来に、貼るクルマが街中を走っているかもしれない。
デンカは16年7月、完成車や部品のメーカーとの取引拡大を目指し、専門組織としてAMS開発推進室を設
けた。メーカーの要望をくみ取って、素材発の解決策をさぐるのが狙いだ。
塗装代替フィルムのほか、電磁波の吸収材料やリチウムイオン電池向けの材料などを提案する。現在は
年300億円程度の自動車向け素材の売上高を、25年に1000億円に増やす構想を描いている。
素材メーカーでは大手から中堅まで自動車向けの強化を掲げる動きが目立つ。
*「伝統を守りつつ最新技術を採用! 滅多に見られないトヨタ・センチュリーの内外装に迫る」
【桝井注:日本の最高級車センチュリーの内外装を多くの写真入りで紹介。自動
車の内外装のデザイン、加飾に感心をお持ちの方は、写真を見ながらじっくりと解説を
読んでいただきたいです。 】
(電ファミニコゲーマー ニコニコニュース、2018/09/08)。
*器から文化財まで。使って育てる“一生もの”【いわての漆をめぐる旅・前編】
(毎日更新 ⋅ 2019年3月16日)
天然のすばらしい塗料である漆、漆器の説明。漆は今や国産はわずか3%で、他は中国をはじめとする
輸入品、国産の70%が岩手産。そんな岩手県では数年前から、漆や漆器、それにまつわる地場産業など
を地域資源として見直し、盛り上げようという動きが高まっています。
*版印刷、貴重天然石さながらの外壁シートを開発加飾金型」 (PRTIMES 2019/3/1) New
凸版印刷株式会社は、精巧な印刷表現により、シート状でありながら本物の天然石さながらの絵柄・形
状・ 質感を再現した、外壁材「101ClassArtStone(クラスアートストーン) ™」を開発しました。新築、または老
朽化した建物の外壁リフォーム用途として、デベロッパーやゼネコン、不動産管理会社向けに、2019年4月
より販売を開始します。
従来のシート状外壁材は、吹き付け方式による単調な絵柄のものしかなかったが、本製品は石材と樹脂
の複合基材に精巧な絵柄を印刷することで、本物の天然石のような風合いが表現できるようになりました。
また、壁に1枚ずつ圧着し繋ぎ目を重ね合わせて施工する「鎧張り工法」で老朽化した壁面に直接施工す
ることにより、タイルなど既存外壁の剥落防止と、高い防水効果による劣化防止に寄与します。
高級感のあるデザイン性とともに、高い安全性と劣化防止による長寿命化を実現し、物件の資産価値向
上に貢献します。写真1、写真2、写真3
3.2018年
*「IBUKI「加飾金型」で攻勢、化粧品向けに販路開拓」 (日本経済新聞 2018/9/5 )
金型メーカーのIBUKIがプラスチック樹脂の表面に模様をつける「加飾金型」の技
術を活用して化粧品分野で販路を開拓する。加飾金型は安価なプラスチックに一度の成
型で切子模様や光沢を施すことができ、低コストでも高級感を出すことができる。
木目調、タイル調、石目調――。プラスチックに見えない質感を金型で再現できるのが
同社の加飾金型の特徴だ。様々な素材を3次元でスキャンし、金型で樹脂を成型すると
同時に模様も転写できる。デザイン性だけでなく、はっ水や映り込み防止加工
もできる。化粧品メーカーのボトル部分での採用が決まった。
主力の自動車向けは16年から大手自動車メーカーのアームレストやダッシュボードな
どの内装部品などの樹脂製品を成型する金型に採用され、海外の生産拠点で使われ始め
た。IBUKIは昨年、海外に拠点を複数持つ金型メーカーの立松モールドと提携し
た。大手自動車メーカーとの案件では現地に拠点があることが条件だったためで、海外
拠点では立松モールドと連携して加飾金型の保守・メンテナンスを手掛ける。
*「住み手の美意識を表現するための室内装飾 伝統的な加飾技術で暮らしを彩る
かつて日本家屋のふすま紙や壁紙は、単なる建材という役割だけでなく、住み手の美意
識を表現する工芸品性も求められていました。今でも伝統技術を活かしてふすま紙など
の加飾を行う湯島アートの一色清社長。日本伝統工芸士の認定を取得し、伝統的な技術
を用いた加飾紙を提案し続けています。 (住まい価値総合研究所 2018/6/1 )
*「富士精工、むらのないメタリック樹脂成形素材を美しく見せる成形・加工技術 」
効率的な配管ができる2層構造金型を用いて、H&C成形でウエルドレスの穴あきメタ
リック成形品を製造(日経X TCH、2018/04/26)
*川辺商会 3色一体成形でピアノブラックを実現
PCで文字部分/ABSで表面/PMMAで透明表面層の3層成形で塗装レス加飾部品
(日経X TCH、2018/04/25)
*ローランドディ.ジー.、文具やスマホケースを金属箔で手軽に飾る、卓上型の半導体レーザー箔転写機
(日経X TCH、2018/03/22))
*クルマが開く未来 塗装レス材料に注目、樹脂原料に着色し射出成形
これによって塗装工程を省くことができることのメリットは想像以上に大きい。塗装す
るには表面の脱脂、塗装工程に加え、乾燥させるための空間や時間も必要だ。さらに塗
装工程で必要な道具のメンテナンスや塗料の管理など副次的な手間もある。旭電器、マ
ツダの例を説明。(日経テクノロジー、2018/01/08)
(2)2017年
*出光ユニテック PP加飾シート事業化 顧客と共同開発体制整備 (化学工業日報、2017/12/01)
*立松モールドとIBUKI、車部品用金型で技術提携 (日刊工業新聞、2017/10/08)
*東レ ナノ多層積層フィルム「ピカサス」好調(化学工業日報、2017/09/06)
*皮革・合皮の質感を活かした高画質な印刷が可能優れた柔軟性と高耐久性を実現したインクジェット技術
『UVIQUE(ユビ―ク)技術』を新開発-ヤマハ原付一種スクーター『ビーノXC50D』20th Anniversary
Editionの純正シートに採用-(化学工業日報、2017/09/06)
*「児玉化が後場急騰、三次元加飾工法による新製品がトヨタ「カムリ」に採用」
(みんなの株式、2017/07/20)
*セーレン インクジェット加飾システムの外販強化 立体成形に対応 (2017/06/16)
*東芝機械エンジニアリング、インライン加飾システムの成果を提案 (PP、金属など難密着素材へのインク
密着性を向上)(2017/05/12)
*大日本印刷、「射出成形と同時に触感を付与できる加飾フィルム開発」(2017/01/19)
(1)2016年
*情報機構「加飾技術セミナー、1/20」(2016/12/31)
*「3次元表面加飾技術展 加飾オープンセミナー、パネルディスカッション」(2016/12/31)
*「MCX Surface Materials」(2016/12/31)
*「スズキスペーシアの新モデル。インテリアは、ブラックを基調にして随所にチタンシルバー
の加飾」(2016/12/27)
*「アオトクリエイティブ 加飾枡 楕円金箔創作舞子 八勺」(2016/12/02)
*「MTO技術研究所、加飾技術概要」(2016/11/13)
*「日本写真印刷、欧州企業Shuster買収」(2016/11/03)
*「プラスチッキ加飾技術の最新動向(普及版)、桝井捷平監修」(2016/10/18)
*「加飾・装飾フィルム関連世界市場調査(富士経済)」(2016/10/15)
*「PLAMOIMP工法でウエルド解消」(2016/10/14)
*「RockToolの最高のプラスチック表面品質」(2016/10/04)
*「産総研、 微細構造の毛細管力を利用した超高精細・厚膜印刷技術を開発」(2016/09/12)
*「三菱エンジニアリングプラスチック、意匠性ポリカーボネート材料」(2016/09/12)
*「21世紀の建築は“柔らかい素材”の時代となる」隈研吾氏 (1/2)」(2016/08/23)
*「オカモト、壁紙/建材用 加飾用フィルム/成型用ABSシート・アクリルシート/家具用レザー」(2016/08/23)
*「NEC、漆器の黒を再現したバイオプラスチックを発表。非可食原料を用いた『漆ブラック』」(2016/08/17)
*「プラスチックジャパン、実は優れたソフトタッチ加飾!~植毛加工技術の特性と展望~」(2016/08/12)
*「角一化成、プラスチック加飾新技術「Deco Plas」(2016/07/11)
*「ナガシマ工芸、截金(きりかね)調加飾仕様、白木目+截金(きりかね)調仕上」(2016/06/24)
*「3次元形状の基材に加飾フィルムを貼合して、金属などの異種材料への加飾にも対応できます」