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2.自動車以外の加飾外部情報(含む機能付加)
(自動車関係の加飾は自動車外部情報を参照ください)

9.2024年

*TOPPAN、透過加飾技術を活用したデジタルサイネージ 「ダブルビュー®サイネージ」を販売開始 PRTIMES 2024/04/19

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001388.000033034.html

TOPPAN株式会社は、ディスプレイ画面への加飾と鮮明な映像表示を両立した特殊な化粧シート「ダブルビュー®フィルム」を開発しました。この「ダブルビュー®フィルム」を搭載した、施設やホテルのエントランスなど、高いデザイン性が要求される空間での使用に適した、デジタサイネージ「ダブルビュー®サイネージ」の販売をホテルや商業スペース用向けに2024年4月19日より発売します。

*「ダブルビュー®フィルム」は、TOPPANが建装材事業で培ってきた木目等の表現方法を進化させた透過加飾技術を使用した化粧シートです。

*特殊な印刷技術とインキの組み合わせにより、壁面デザインに干渉しない映像表現が可能になりました。これにより、視聴者はまるで壁から映像が浮かび上がるような不思議な体験をすることができます。

8.2023年

加飾×発光】の新しい加工技術を開発!製品の外観が洗練されたスタイルに生まれ変わる最新の加飾技術

PRITIMES 2023/07/11 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000025101.html

*株式会社NAITOは、アミューズメント業界で磨き上げた先進的な加飾技術を活用し、【加飾×発光】の新しい加工技術を開発いたしました。お客様の多様で特異なニーズにも精緻に対応し、最適な加飾ソリューションをご提案いたします。

*NAITOが目指すのは、製品の外観デザインに独特で魅力的な要素を加え、その存在感を際立たせることです。スパッタリング(蒸着)、レーザー、インクジェット、ホットスタンプといった多様な加工技術を駆使し、製品の外観を、より洗練された上質なスタイルに昇華します。

*グラフィックが現れる蒸着加工「グローグラフィックス」とは、先進のスパッタリング(蒸着)技術と洗練された塗装技術が融合したもので、「光る(Glow)」と「視覚表現(Graphics)」という造語で、蒸着膜が発光して生み出す美しいグラフィック効果を象徴しています。

*「確かで美しく、心地よい」体験価値を提供する加飾分野の統合ブランド「Nissha SurfaceWorks(サーフェスワークス)」をローンチ

2023/07/03 財形新聞 https://www.zaikei.co.jp/releases/2105416/

NISSHA株式会社は、産業資材事業における加飾分野の統合ブランドとして「Nissha SurfaceWorks(サーフェスワークス)」をローンチしました。

*NISSHAは産業資材事業の加飾分野において、主にプラスチック成形品の表面に木目柄や金属調をはじめとするさまざまな意匠を付与する加飾ソリューション(加飾フィルム・成形品)を提供しています。代表的な工法であるIMD*は、モビリティ(自動車)、家電、コンシューマーエレクトロニクスなどの市場で数々のグローバル企業に採用されてきました。

*現在、NISSHAが価値を提供する領域は、IMDを含むさまざまな工法や技術の組み合わせにより、意匠に加えてタッチセンサーや光透過(光を利用した表示)といった機能にまで及んでいます。

従来の工法、技術、発想にとらわれることなく、より柔軟に市場ニーズに応えるため、同事業が提供する価値をSurfaceWorksというブランドで捉え直しました。

今後は、本ブランドを通じてより多様な価値を提供することで、事業のさらなる成長につなげていきます。そして、SurfaceWorks ブランドで2025年に450億円以上の売上高を目指します。

*フローティングリニア技術を利用した加飾成形技術をinterpack 2023に出展

PRTIMES 2023/05/31

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000070897.html

*花王株式会社とB&R株式会社は、さまざまなニーズに対応したパーソナライズ商品の提案を可能とする、フローティングリニア技術を利用した加飾成形システムを、国際加工・包装産業展interpack 2023に出展しました。

*このたび花王が出展したシステムは、B&R社のフローティングリニア技術を用いて、お客さま一人ひとりの要望にあわせたデザインが加飾成形可能な画期的な装置です。

新たな価値を提案できるパーソナライズ商品の提供を実現し、必要なものを必要なだけ届けることにより、循環型社会に貢献するESG視点のよきモノづくりを推進します。

*デザインのベースとなる化粧用コンパクトをセットしたシャトルを浮上させ、1つずつ高精度に移動・回転・傾斜させて、ノズルからファンデーション成分を吐出してデザインを制作します。自由度の高い6次元のモーションコントロール技術と、精密な射出技術の組み合わせにより、一つひとつ異なる作品を仕上げることが可能です。

*パナソニックのシステムバスは真空圧着で加飾を効率化、廃フィルムの再生化も MONOist 2023/05/31

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2305/31/news094.html

パナソニック ハウジングソリューションズは、茨城県水戸市の水戸工場で、「BEVAS」ブランドのシステムバスで初採用した新工法「真空圧着方式」を披露した。

*同工法の利用手順は、まず、成形機の成形治具(下型)に浴槽あるいはエプロンの基材をセットし、成形治具を下げ基材に3Dプロテクトクリーンフロアをセットする。次に、上型をセットし、上下の型で密閉された空間を真空とし、成形機のヒーターでフィルムを加熱して、軟化する。続いて、成形治具を上昇し、フィルムを密着する。その後、密閉空間の上部を圧空状態とし、3Dプロテクトクリーンフロアを基材に密着して蒸着し、手作業で余分なシート部分をカッティングし、成形品を取り出して完成となる。

(桝井注 TOM工法の利用or応用)

完成品に対して、実験装置を使って風呂イスによる4万3200回の擦り付けを行い、15年相当の擦り付けに耐えられる耐摩耗性を有していることを確認した。

*5月23日東京開催「SDGsに対応したプラスチックの加飾・塗装代替技術動向」セミナー! PRTIMES 2023/05/10

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000117216.html

シーエムシー出版は、5月23日(火)12:30~16:50に「SDGsに対応したプラスチックの加飾・塗装代替技術動向」セミナーを開催します。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、2023年5月から東京都内を中心に会場を設け、産業技術セミナーを開催します。
今回のセミナーでは、SDGs、パリ協定、CASEなどの国際的な目標に伴い、変わりゆく加飾技術について、自動車分野を中心に各社の取り組みや技術動向を詳解します。

講師は下記の3人

・MTO技術研究所 桝井氏

・GSIクレオス 今村氏

・出光ユニテックユニテック 近藤氏

.2022年

アルプスアルパイン「コンバーティングテクノロジー総合展2023」に出展 アルプスアルパインのプレスリリース

https://www.alpsalpine.com/j/news_release/2022/1215_01.html

*アルプスアルパイン株式会社は、2023年2月1日(水)~3日(金)に東京ビックサイトで開催される「コンバーティングテクノロジー総合展2023」に出展いたします。当社独自のオンデマンド熱転写印刷技術を適用し、超薄膜インクを積層印刷することで、様々なメタリック表現に加え、ステルス照光を可能にしたメタリック加飾フィルムを紹介します。

【出展製品】メタリック加飾フィルム

本物の金属を使いながら、ステルスシンボル照光の機能を持たせた、意匠性・機能性の高いメタリック加飾フィルムです。金属蒸着インクを使ったテクスチャー表現や、他の柄とのシームレスなグラデーション表現が可能です。更に、当社独自のステルス印刷技術を合わせることで、室内・車内の操作パネルや、EV車におけるスマート化された外装部材への使用を提案していきます。

花王が「ダイナミックセル技術」と「加飾成形技術」を開発、自由度の高い多品種生産を実現 日用品化粧品新聞 2022/11/21

https://www.hpc-news.co.jp/media/info/a888

*花王は、多様なニーズに対応できる柔軟な生産システムを構築したと発表した。B&R社、京都製作所と協働で、フローティングリニア技術を駆使し、効率的で自由度の高い少量多品種生産が可能な「ダイナミックセル技術」と、顧客の要望に合わせて商品をデザインできる「加飾成形技術」を開発、2023年中の稼働を目指す。これに先立ち11月10日、東京都墨田区のすみだ事業場でシステムに関する説明会を開いた。

加飾成形技術は「サイエンスとアートを融合した究極のパーソナライズ」として、フローティングリニアの自在な動きを活用することで、ノズルや筆で化粧品などの上に加飾できるもの。これまでの金型を用いて画像を転写するような一般的な技術では時間やコストの面から個々に対応することが難しかったが、今回の技術により、この課題をクリアした。まずはラインアートを用いた化粧品への装飾を提案し、更に技術を応用したサービスを模索する。「“お一人様”にでも提供できる価値」(同)として、多様化するパーソナルなニーズに応えていく。

*加飾成形技術は「サイエンスとアートを融合した究極のパーソナライズ」として、フローティングリニアの自在な動きを活用することで、ノズルや筆で化粧品などの上に加飾できるもの。これまでの金型を用いて画像を転写するような一般的な技術では時間やコストの面から個々に対応することが難しかったが、今回の技術により、この課題をクリアした。まずはラインアートを用いた化粧品への装飾を提案し、更に技術を応用したサービスを模索する。「“お一人様”にでも提供できる価値」(同)として、多様化するパーソナルなニーズに応えていく。

凸版印刷が化粧品バルクをインキに再利用、ラメ感生かした加飾表現 2022/10/21

https://www.toppan.co.jp/.../10/newsrelease221025_2.html

凸版印刷株式会社は、化粧品バルク(※1)を再利用して凸版印刷と株式会社モーンガータが開発し、東洋インキ株式会社が協業して製造した「ecosme ink®(※2)」を使用して、プロモーションツールの試作品を制作しました。

 「ecosme ink®」は、従来のインキにはない、化粧品の持つラメ感やパール感によって独特な加飾表現が可能です。凸版印刷は、このインキを使用して販促物や資材、パッケージの印刷に活用するというアップサイクルで、化粧品メーカーのSDGsの取り組みを支援します。

凸版印刷は、化粧品業界に向けて「ecosme ink®」を使用した販促物やパッケージなどを2025年までに10社へ提供することを目指します。また、化粧品メーカー各社と協力し「ecosme ink®」を使用した制作物の開発の推進、および活用可能性をひろげ、化粧品業界全体のアップサイクルを進めていくことで、SDGs活動に貢献していきます。

※1 バルク 個別の容器に充填する前の化粧品の中身のこと。

*インジウム ミラーコーティングシステム新開発発売のお知らせ

In. mirror coating system 新開発 タクボエンジニアリングから 2022年10月04日 https://www.takubo.co.jp/j/news/archives/2022/20220930.html?c=cabbe976860529a0-f5c313fe6a38dd0e

タクボエンジニアリング(株)では、長期にわたりスプレーによるメッキ塗装の量産システムを研究してまいりました。この度、武蔵塗料ホールディングス(株)との共同開発により、インジウム塗料を使用したスプレーによるメッキ塗装システム「インジウム ミラーコーティングシステム」の販売に至りました。

インジウム ミラーコーティング塗膜  耐候性と耐食性に優れまた、意匠性に加え、ミリ波などを透過する機能性質を維持。意匠塗膜と機能塗膜の両方を持つ塗膜となります。インジウム ミラーコーティングの基本のプロセス 3コート3ベイク  [アンダーコート→乾燥→インジウムコート→乾燥→トップコート→乾燥】 従来のメッキ塗装との違い  ・スプレーガンによる塗膜(金属膜)化/Rの技術における均一な薄膜 ・耐候性と耐食性に優れている・無駄な塗料の使用を削減 ・素材を選ばない ・適正な塗装コストで量産可能 ・数値管理された塗装環境 ・溶融槽や電極、真空釜など不要 ・メッキ塗装の量産化

 

フローティングリニア技術を活用 多様なニーズに対応できるレジリエントな新しい生産システムを構築

PRTIMES 2022/10/11

https://www.iza.ne.jp/pressrelease/prtimes/Z3ERAYG2D5PBHDYM4DJOX72M4A/

*花王株式会社はこのほど、B&R株式会社および株式会社京都製作所と協働して、フローティングリニア技術※を駆使し、商品をお客さまのご要望に合わせてデザインできる加飾成形技術と、効率的な少量多品種生産が可能なダイナミックセル生産技術を開発しました。これまでにない新たな生産システムを構築し、2023年中に稼働する予定です。

#フローティングリニア技術:磁力による反発力または吸引力を制御するプログラミングにより、永久磁石を内蔵した物体を浮遊させ、自在な動作が可能となるリニア搬送システム。高速・高精度で複雑な搬送が実現でき、柔軟性と生産性の両立が可能となる。

URL: https://youtube.com/watch?v=BsX_26nv3Bg も参照ください。

金型内で車載外装品の価値を高める、KURZが見せた先端の加飾技術

  2022/10/25 日経クロステック https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02135/00007/

*ドイツKURZ(クルツが、世界最大の樹脂・ゴムの展示会「K 2022」で、型内加飾に関する先端の生産システムを出展し、来場者の注目を集めている(図1)。 

*ターゲットは、クルマの樹脂製外装品だ。欧州では今、フロントパネルやリアパネルの「スマート化」が急速に進んでいる。形状によって外観デザインを表現するというこれまでの考え方に加えて、表面加飾やそれによる光透過性を生かした外観デザイン性の向上や、機能性フィルムを使った高機能化の動きが水面下で見られるのだ。KURZはこうしたスマート化の流れを捉えたリアパネルのサンプル(以下、リアパネル)を出展した(図2)。

このリアパネルは、上(表面側)から加飾フィルム(印刷層)、ポリメチル・メタクリレート(PMMA、アクリル樹脂)、ポリカーボネート(PC)とアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)のアロイ(PC/ABS)の3層構造となっている(図3)。このうち、加飾フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)製キャリアフィルムに文字やアイコンなどをグラビア印刷したもの。最後にキャリアフィルムを剥がし、印刷層を露出させることで完成品となる。KURZはこのリアパネルの加工を全て金型内で済ませる。そのために型内転写加飾(IMD)と2色成形の両技術を組み合わせた。さらに注目すべきは、これらの加工を全自動で行う生産システムを開発・導入したことだ。同社は今回、それをコンパクトにしたデモ機を会場に持ち込んだ。

*リアパネルの製造工程は、P2(有料記事)

*2色成形プレゼン動画 (別途、NISの柴田様から入手)

https://k22.plastic-decoration.com/fileadmin/user_upload/Automotive/Prozessanimation_2K.p.mp4

多様な発電に寄与、加飾フィルムPR トヨタ/ニッペ・オートモーティブ

2022/09/26 Coating Media online https://www.coatingmedia.com/online/c/pr-4.html

*日本ペイント・オートモーティブコーティングスとトヨタとF-WAVEで共同開発した太陽電池向け加飾フィルムが、東京の渋谷で行われたイベント「トヨタのサスティナビリティ実験 #発電中を広告中」で展示された。

*再生可能エネルギーの更なる普及拡大を目指し、従来の黒色や紫色に加えて、周囲の景観に合わせてデザインできる太陽電池のニーズが高まってきている。

*この加飾フィルムは幅広いカラーバリエーションを持ち、軽量な太陽電池に装着すれば、店舗や家屋の壁面、モビリティの外板などへの搭載が期待できる。

また、シート状の太陽電池に装着すれば衣類や鞄、アウトドアグッズに搭載し歩きながらの発電も可能となる。発電量は青色の加飾フィルムを搭載した太陽電池で、1㎡当たり63W程度を測定した。

匠の仕事による高級感あふれる意匠表現 IRIS

https://iris-pro.com/metal?utm_source=dm...

*IRISは、非鉄金属(真鍮/亜鉛ダイカスト等)の高い成型技術を保有しており、形状・外観表現を付加するための二次加工や繊細な表現が可能な二次加工により多彩で高級感あふれる意匠性を実現。また、メッキ等の加飾によりアンティークな雰囲気づくりも得意。

加工によって、永く時を刻んだ金属のようなアンティーク調の加工をすることも可能。

塗装と組み合わせて錆びたような風合いや使い込んだ金属のような風合いを出すことが可能。

コニカミノルタ デジタル加飾で印刷物の付加価値向上 インクジェットスポットUVニスコーター「AccurioShine 3600」

NEWPRINET 2022/08/29

https://www.newprinet.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%BF-%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E5%8A%A0%E9%A3%BE%E3%81%A7%E5%8D%B0%E5%88%B7%E7%89%A9%E3%81%AE%E4%BB%98%E5%8A%A0%E4%BE%A1%E5%80%A4

*コニカミノルタジャパンは8月31日、印刷物にデジタル加飾を施すインクジェットスポットUVニスコーター「AccurioShine(アキュリオ シャイン)3600」を発売する。

*新製品は、UVインクジェット方式によるニス加工機とMGI社製の箔押し機「iFoil One」が一体となったデジタル加飾機。エンボス(厚盛り)効果のある3Dニス加工からメタリックな表現を実現する箔押しまで、付加価値の高い加飾印刷物をシームレスに対応する。版や型を作成する必要がないため、最低1枚から印刷することが可能。

*デジタルデータによる加飾サービス(サーフェスデザイン受託)事業「SURFACE STUDIO」をサービススタート PRTIMES 2022_07_28

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000018606.html

*株式会社ケイズデザインラボは、 エッチングメーカーである株式会社ワールドエッチングと企業連携し、デジタルデータを用いた加飾デザインから、実加工製造までを請け負うサービス事業「SurfaceStudio」を、8月1日よりスタート。製品の表面形状には「シボ」と言われる模様が施されています。このシボ加工は日本の職人技術により、金型の後加工として確立し、製造プロセスの一つとしてほぼすべての製品に適用されています。しかし近年では、SDGs対応や新しいデザイン表現に対応する、新たな技術として「デジタルデータによる加工」が注目されています。すでに欧米中等ではこの加飾手法が注目され、シボ加工と同様の加飾技術として確立されています。その為、従来の柄から選んでいく表面加飾技術から、デザインの一環としてサーフェスデータを作成するという、新たなプロセスに市場の要望が変化を始めています。本事業は、そのようなデジタルデータによる加工のニーズに向けて、日本市場にむけたサービスを展開致します。

*加飾市場独特の課題として挙がるのは、「デジタル加工に必要な最適なデジタルデータが作れない」という点になります。この点の解決がデジタルデータによる加工を活性化すること、およびデジタルならではのサーフェスデザインを量産させていくことにつながり、日本の市場に活性化をもたらすと考えています。  その為、データプロセスのエンジニアリング作業とレーザーテクスチャリング加工技術を有すると連携し、市場へのデジタルによるサーフェスデザインのニーズを総合的に支援できる体制を構築しました。

2種の透明樹脂を“2色”成形、屈折率の違いで浮かび上がる模様 日経XTECH 2022/06/10 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/13053/

*射出成形や金型の設計・製造を手掛けるアイリスは、射出成形後の加工なしでプラスチック製品の装飾性を高める成形法「加飾レス成形」を開発。技術展示会「付加価値ある意匠デザインを実現するものづくり技術2022」(主催:日経ものづくり、2022年6月9日)に出展した。

*飾レス成形は、2種の透明プラスチック材料を張り合わせたように2色成形したもの。屈折率の異なる2種の材料の界面に凹凸模様(内部模様面)を設けて成形すると、そこで光が屈折して、あたかも表面を加工したり処理したりしたような模様が光学的に浮かび上がる。界面の形状次第では、見る角度によって模様が変化するかのように仕立てることも可能だ。「塗装やめっきなしで射出成形だけで意匠性を持たせられる」。製品への採用はこれからだが、既に自動車の内装材や化粧用品用として幾つかの商談が進んでいるという。

*桝井注)2種の材料を貼り合わせて、表面がフラットにもかかわらず、凹凸模様のように見せる技術は、既に以前から、旭電器や岐阜多田精機で開発され、使用されているが、本件の特徴は、2種の屈折率が異なる透明材料を使用したことにある。加飾の一種であり、「加飾レス成形」との表現は違和感を感じる

6.2021年

*「構造色インクジェット技術」新開発 2022/03/23 富士フィルム

モルフォ蝶やタマムシと同じ発色現象で高い意匠性を実現する加飾技術 シチズン時計「CITIZEN L/アンビリュナ」やアーティスト舘鼻則孝氏のアートピースに採用

https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/7724

(桝井注:1/26~28のコンバーテイング総合技術展でも展示されました。その時の説明では、「現時点では、伸びが小さく、3次元形状への展開は不可」との事でした)

*富士フイルム株式会社は、色素を用いず、光の反射によって生じる発色現象である「構造色」を発現させ、意匠性の高い加飾印刷を可能にする「構造色インクジェット技術」を新たに開発しました。本技術は、インクに色素となる染料や顔料を含まず、基材定着時にインク膜内に微細構造を形成する技術により、構造色を発現させるものです。構造色の多彩な色合いをインクジェット印刷で自在に表現でき、樹脂やガラスの装飾などに最適です。本技術は、シチズン時計株式会社が今年7月に発売予定の腕時計の文字板や、アーティストの舘鼻則孝氏が制作するアートピース※1に採用されました。

今回新たに開発した「構造色インクジェット技術」は、富士フイルムの分子制御技術を応用し、フィルム基材上に吐出したインク内に微細な構造を形成して発色させるものです。色味の異なる構造色を発現するインクを複数種用意し、その組み合わせやインクの濃度を調整しながら、構造色のパターンやグラデーションなどを自在に描画することで、高い意匠性を実現します。

GSIクレオス、CO2排出削減に貢献する型内塗装技術の普及に向けた取り組みを強化 日本経済新聞 2021/12/28

https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP624721_Y1A221C2000000/

*環境対応を追い風に、CO2排出削減に貢献するKraussMaffei Technologies GmbHの型内塗装技術(Colorform)が国内の自動車業界等の注目を集める中、同社の日本法人であるクラウス・マッファイ・ジャパン株式会社により国内での生産が開始されるColorForm成形機用のポリウレタン注入機の販売を行う。

*KraussMaffeiが、2010年、K展で提唱した型内塗装技術、ColorFormは、その後10年の時を経て自由な加飾表現と塗装工程の大幅削減が可能な生産技術として確立されたばかりではなく、昨今では、環境に優しく、自動車等の生産現場で極めてCO2排出削減効果が高い塗装代替技術として世界的に高い注目を浴びている。

*金型は、精密金型技術株式会社岐阜多田精機に、2020年1月、650トンの対面式の、ColorForm成形、2色成形およびミューセル成形が出来る試作開発機を納入し、成形プロセスと金型設計ノウハウを取得してもらうとともに、専用塗料では、武蔵塗料ホールディングス株式会社、ドイツの塗料メーカーであるRuhl Puromer GmbH(◇)およびクレオスの3社間でグローバルアライアンス契約を2019年10月に締結。

 

*東洋インキのグラビアインキで屋外加飾をもっと自由に

~高耐久グラビアインキとトップコートで建築物やモビリティに新しい意匠性を付与~ PRTIMES 2021/12/07

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000068461.html

*建築物などの外装に意匠性を付与する際は、塗料を用いることが一般的す。一方、グラビア印刷したフィルムを金属などの基材に貼り合わせることで、木目や大理石の模様といった様々なデザインを施すことが可能になりますが、屋外用途では長時間紫外線や風雨にさらされるため、印刷インキの耐久性が課題となっていました。

*この度東洋インキが開発した、高耐久グラビアインキ「ELACシリーズ」およびトップコート「Z308シリーズ」は、長年インキ事業にたずさわる中で培った高耐久樹脂設計技術により、耐候性および耐湿熱性の大幅な向上を実現しました。

これにより屋外加飾の可能性を広げるとともに、製品寿命の長期化や資源の有効活用に貢献します。

*会津塗や精密彫刻で売れる環境対応製品を目指す、ペッカー精工

日経XTECH 2021/10/05

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/06059/

ペッカー精工は、バイオプラスチック製タンブラーのラインアップを数多く備えている。

 さまざまなタンブラーの1つが、リサイクル素材開発ベンチャーであるカミーノ(東京・港)による「PAPLUS」を使った成形品。PAPLUSは、牛乳パックや企業排出古紙といったリサイクル紙と、トウモロコシやサトウキビ由来のポリ乳酸(PLA)を複合させた素材。

 もう1つは、ヘミセルロースとPLAを混合した「HEMIX」を用いた透明のタンブラー。透過色の製品としては、三菱ケミカルのバイオポリカーボネート(PC)「DURABIO」を使ったカルトン(キャッシュトレー)も手掛けている。

 生物由来であり、環境配慮製品であるという価値を、どこまで追求できるか。価格の割に品質が見劣りする製品を「環境に優しいから」というだけで買う人が多いとは考えにくい。

「バイオ+α(アルファ)の価値で売らなければならない」。すなわち、「質感やデザイン」が重要な要素になる。バイオプラスチック製タンブラーに漆塗りや金粉を施し、外観に高級感を持たせるなどの試みにも取り組む。加飾も生物由来の素材にこだわることを忘れない。漆は、当然ながら植物由来の塗料である。 DURABIO製カルトンについても、彫刻調の細かい加飾によって高級感を演出する。

*日本ペイント:自動車用塗料事業でフィルムビジネスに本格参入

https://motor-fan.jp/tech/10019898 Motor Fan 2021/7/1

日本ペイント・オートモーティブコーティングス(NPAC)は、フィルムビジネスに本格参入する。NPACが今回事業化した自動車内装用の加飾フィルムは、Center Information Displayなどの電子デバイスやディスプレイの保護、映り込み防止機能のほか、コロナ禍において需要が高まっている抗ウイルス等の機能を付与することができる。また、塗料では実現できなかった自由なデザインを施すことも可能。さらに、塗装工程で排出されるCO2量の低減も期待されることから、脱炭素社会の実現に向けて、加飾フィルムへのニーズはますます高まる見通しだ。

*生物や自然をヒントに技術開発を行うスタートアップ10社

https://www.sustainablebrands.jp/.../1203300_1532.html 「サステナブル・ブランド ジャパン」2021/7/1

米バイオミミクリー・インスティチュートは5月、自然界から着想を得た技術を開発する10社のスタートアップを2021年の「Ray of Hope Prize」候補として発表した。ファイナリストの10社の取り組みが紹介されている。

例えば、Spintex(英)は、ようやく蜘蛛の秘密を暴き、液体ジェルから、蜘蛛が室温で、強い化学薬品を使用せずに糸を作り出せる方法を真似している。Spintexの技術は、合成、石油繊維より1000倍エネルギー効率が良く、副産物は水だけだ。

桝井注:10件とも、詳細記事にリンクされている。

*凸版印刷、印刷加飾技術を用いた高意匠NFCラベルを開発 PRTIMES 2021/6/17 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000711.000033034.html

高級感を表現できる金属調加飾を施しながらもNFC(注)タグに求められる通信性能も維持した、高意匠NFCラベルを開発。本シリーズの展開により、パッケージに高いデザイン性が求められる高級酒、高級化粧品などのブランド製品における、NFCラベル採用時の意匠課題を解決するとともに、NFC機能を活用した製品のID管理や顧客サービスの提供を可能としている。

(注)NFCとは「Near field communication」の略で、日本語では「近距離無線通信」

*コニカミノルタジャパン、卓上型デジタル加飾印刷機発売 PJweb news 2021/6/21 http://www.pjl.co.jp/news/product/2021/06/14350.html

設置場所を選ばないコンパクトな卓上型でありながらも、箔によるリアルで高品位なメタリック表現を簡単操作で実現する。

採用されている専用箔は、「AccurioPress」でモノクロ印刷されたトナーの上に直接印刷加工され、その後、箔加工された出力物にカラー印刷(追い刷り)を行うことで、メタリックカラーに仕上げることができる。

大成プラス 【 木の温もりを感じるプラスチック製品 】 セルプレーン

お問い合わせ先:mail-info@taiseiplas.com■大成プラスのホームページはこちら

木目調樹脂材料を使用した製品セルプレーン®は、木粉等を使用しない100%樹脂で構成された原料です。
木材及びWPC(木材・プラスチック複合材)で腐食の原因となる水分を吸わないため、経年後の腐食は起こりません。成型条件により発泡が可能ですので軽量化も可能です。
外観も多種なデザインが可能です。

風合いは変わりますがインジェクションでの成形も可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

表面を木目調樹脂(PVC)にして加飾したり、外側を硬質樹脂(PP)、内側を軟質樹脂(エラストマー)で2種類の樹脂を組み合わせるレールやパイプなどの押出2色成形が可能です。
軟質樹脂を組み合わせる事によりパッキンやクッションの機能性を付与する事が可能です。


 

*日本ペイントホールディングスのグループ会社で自動る車用塗料を手掛けている日本ペイント・オートモーティブコーティングスは、トヨタ自動車株式会社と共同で、太陽電池の表面にデザイン性と、カラーリングを実現させる「太陽電池向け加飾フィルム」を開発した。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000250.000007223.html 2021/3/30 PRTIMES

日本ペイントホールディングスのグループ会社で自動車用塗料を手掛けている日本ペイント・オートモーティブコーティングスは、トヨタ自動車株式会社と共同で、太陽電池の表面にデザイン性と、カラーリングを実現させる「太陽電池向け加飾フィルム」を開発した。

太陽電池の性能を維持しつつも光によって表情を変える、ピンク、ブルー、グリーンなど様々なデザインの実現に成功。

加飾フィルムに使用している顔料は、特定の波長を反射して発色する半透明の自動車塗装向けのものを利用している。この顔料は鱗(うろこ)のような形状のため、色ムラなく均一な発色を実現するには、顔料が同一方向を向くよう配列させ、塗膜の厚みを高精度に均一(数マイクロメートル)にコントロールしている。

さらに、加飾フィルムの色は、使用する顔料の選定によって幅広く変化させることが可能であるとともに、印刷技術と融合することで木目やレンガ調、迷彩柄など意匠を表現できる。

*メラニン前駆体ドーパミンを重合して得られるポリドーパミンで、均一な人工メラニン粒子を作製し、孔雀や玉虫の色を模倣した鮮やかな構造発色を実現 共同通信PRワイヤー配信 

https://doi.org/10.1080/14686996.2020.1852057(オープンアクセス)

https://www.tandfonline.com/.../10.../14686996.2020.1852057

光と微細構造との光学的相互作用で発現する構造発色は、自然界でしばしば見ることができ、孔雀、玉虫、モルフォ蝶などの色は構造色として知られている。自然界における構造発色においてはメラニンが重要な役割を果たしている。メラニンは人の毛髪や皮膚に色を与えている黒色の色素で、生体内でメラニン顆粒が周期的に配列すると光との干渉により構造色が発現する。黒色のメラニンが散乱光を吸収することで、くっきりとした鮮やかな構造色となる。しかし、メラニンは生体内では酵素反応により作られ、人工的に作製することが困難な素材であった。最近、メラニン前駆体のドーパミンを重合させたポリドーパミンを素材として作製された人工メラニン粒子による構造発色が実現され、注目されている。

Science and Technology of Advanced Materialsに発表された、日本、千葉大学の桑折道済によるレビュー論文 Progress in polydopamine-based melanin mimetic materials for structural color generation は、ドーパミンを用いて合成した人工メラニン:ポリドーパミンによる構造発色の最近の研究をまとめている。また、この人工メラニンを用いた構造色材料の応用を拓くための研究や今後の研究の展開についても紹介している。

構造色は、光の波長に近いサブミクロンサイズの微細周期構造に光が当たることで干渉などにより、特定の色が発色する。しかし、干渉を起こさない光は散乱してヒトの目には白くみえるため、構造色が見えにくくなる。メラニンで構築された微細構造は、メラニンが黒色の材料であるために散乱光が吸収され、くっきりと目立つ構造色を発現することができる。しかし、メラニンを人工的に合成することは困難である。

ポリドーパミンは、メラニンを生成する原料となるアミノ酸誘導体ドーパミンを重合させたものであり、種々の材質の基板への付着性に優れるので、表面改質剤としての研究が進展していた。著者のグループは、ドーパミンを水/メタノール混合液中で重合させると単分散なポリドーパミン粒子が生成することを見出した。ポリドーパミンは天然メラニンとほぼ同じ組成で生体適合性があり、しかもメラニン同様に黒色である。基板上にこのポリドーパミン粒子の分散液をスプレー塗装し、ポリドーパミン粒子を集積させると、メラニン微細構造と同様に構造発色させることができる。粒子表面を磁性界面活性剤で被覆すると分散性が良くなり、しかも磁場を印加することで、色調を変化させることもできる。また、ポリドーパミン粒子の粒子径を変えることでも色調の変化は可能である。

ポリスチレン粒子をコアに、ポリドーパミンをシェルにしたコアシェル型の人工メラニン粒子も研究されている。ポリスチレン粒子からなる微細構造では、散乱光の吸収がないために、ヒトの目には白色に見える。しかし、ポリドーパミンで被覆したコアシェル型の人工メラニン粒子では散乱光をポリドーパミンシェル層が吸収し、明瞭な構造色が現れる。ポリスチレンコア粒子の粒子径やポリドーパミンシェル層の厚みを変えることで色調を変えることができる。

一般に、コロイド粒子は最密充填構造を取りながら堆積する。この様な秩序的集積体による構造色は見る角度により色の変わる、いわゆる虹色構造色になる。一方、コアシェル型粒子のポリドーパミン層を厚くすると、表面が荒れた構造になり、粒子は秩序的に集積できなくなり、アモルファス的に集積する様になる。アモルファス的集積体では、どの角度から見ても同じ色となる非虹色構造色が現れるようになる。

自然界には構造色の元になる微細粒子に種々の形状がある。例えば孔雀の羽毛内部のメラニン粒子はロッド状粒子であり、またある種の鳥たちでは中空状粒子となっている。ポリスチレン/ポリドーパミン・コアシェル型の人工メラニン粒子を用い、これらを模倣した粒子が作製され、粒子形状と構造色の関係が調べられている。楕円状粒子ではアスペクト比の増大に伴い、構造色がブルーシフトし、また、中空状粒子では中空部にポリドーパミン層と異なる屈折率を持つ材質を満たすと構造色が大幅に変化することも認められている。

人工メラニン粒子を用いた構造色材料は、例えば、インクや織物の染色、化粧品などに用いられる可能性がある。また、強い光を当てる、濡らす、温度を変える、などの外部環境により構造色が変化することを利用した偽造防止といった応用も考えられている。ゴムなどのエラストマー中に粒子配列構造を形成すると、エラストマーの伸び縮みに応じて構造色の色調が変化することから、エラストマーに負荷がかかった時、発生する歪みを検出することができるセンサーとしての利用も考えられている。

https://doi.org/10.1080/14686996.2020.1852057(オープンアクセス)

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超強度、超耐性を誇るアラミド繊維「ケブラー」を主材料としたシンプルでスタイリッシュなケース「DURO(デューロ)」にiPad Pro 12.9インチ(第4代)用登場)

 ディーフ㈱)は、アラミド繊維製ケースを1月15日より発売。サイズ / 重量:幅216 × 高さ282 × 厚さ9(mm) / 重量約83g。

 アラミド繊維は同一重量の鋼鉄の約5倍の強度、同一強度では重量が鋼鉄の1/7、ガラス繊維の1/2。他にも耐熱性、非磁性、耐衝撃、振動減衰効果など多岐に渡り、防弾チョッキなどに使用されている。
桝井注)
 小生は、一時、某メーカーからの委託研究で、アラミド繊維複合熱可塑性材料(AFRTP)およびその成形加工研究を行っており、軽量で、衝撃吸収能がCF複合熱可塑性樹脂(CFRTP)より優れていることなどの特徴を生かした新しい用途への展開を期待していたが、進んでいない。(ATRTPの検討状況などは小生のWeb Siteに掲載)
 このような中で、今回のように、その織物柄を生かした、強度+加飾部品が若干使用されるようになっており、今後の展開を期待している。

*蚊の嗅覚、がん診断に利用 小型高精度のセンサー開発―東大など

(2021/01/18 ​JIJI.com) 蚊の嗅覚、がん診断に利用 小型高精度のセンサー開発―東大など:時事ドットコム (jiji.com)

 蚊の嗅覚受容体を利用し、呼気に含まれるがん患者特有の臭い物質を検出する小型センサーを東京大などの研究チームが開発した。低コストで精度も高い、早ければ10年後の実用化を目指す。
 蚊の触角には、さまざまな臭いを検知する嗅覚受容体が臭いごとに約100種類備わっている。この受容体は嗅覚をつかさどる細胞の表面にあり、特定の臭い分子と結合した時だけ細胞内にイオンを通過させる穴を開け、細胞が臭いを検知する。
 東京大の竹内昌治教授らは、人間の汗や肝臓がん患者の呼気に含まれる「オクテノール」という分子を検知する蚊の嗅覚受容体を組み込んだ人工細胞膜を作成。受容体がオクテノールと結合し、イオンが通過する際に流れる電流を検知するセンサーを作った。
 

 

5.2020年

サカタインクス Research Memo(8):世界的な需要は環境配慮型製品にシフト

(2020/07/09 ​株式/指数〈ニュース)ニュース

 国内印刷用インキ市場の約4割を占めているパッケージ印刷用インキ(段ボールや紙器など紙パッケージ印刷用、食品・化粧品・トイレタリー製品・日用品などフィルムパッケージ印刷用、飲料缶など金属缶印刷用など)の市場は拡大基調である。また地球環境問題を背景として、世界的な需要は環境配慮型製品へシフトしている。したがって国内に限らず、アジア、米州、欧州でも、パッケージ印刷用インキ市場を中心に、環境配慮型高機能・高付加価値インキの市場拡大・開拓余地は大きい。

 サカタインクスの環境配慮型製品拡販や新規分野創出の推進施策をセグメントごとに紹介。

塗装なしで漆黒を再現する高機能バイオ素材、クラファンでスマホケースも2020/07/01MONOist)

 NECプラットフォームズは、機能バイオ素材「NeCycle」の販売開始を発表した。当面は、高付加価値、環境性が求められる製品向けに展開をスタートし、事業規模を拡大。2025年度に年間50億円の売上高を目指すとしている。

 NeCycleは、非可食バイオマスから抽出されるセルロース(約50%)と安全な成分で構成され、海洋や土壌といった自然環境の中で4年程度で分解される性質を有することが、人工海水を用いた模擬試験で実証されている。また、日本バイオプラスチック協会から「バイオマスプラ」に認定され、同素材を適用した製品は「バイオマスプラ・シンボルマーク」の使用が可能だという。

 幅広い製品に適用可能な耐久性、射出成形による量産が可能な成形性も特長で、さらに、装飾性にも優れ、漆のような深みと高級感のある黒色を塗装工程を経ることなく表現可能で、製品形状の自由度や量産性にも寄与するとしている。

​ クラウドファンディングサービス「Makuake」を通じて、同素材を使用したスマートフォン用ケースの生産・販売も行う。

『土にかえる杯』製品化 若松・三義漆器店、植物由来プラに会津塗 (2020/07/01 福島民友新聞)

 会津若松市の三義漆器店は、植物由来のプラスチックに会津塗で加飾した「紫翠盃(しすいはい)」を製品化した。土中で最終的に水と二酸化炭素のみに分解され、土にかえる素材を使用。

 紫翠盃の素材は、でんぷんや搾ったサトウキビ汁、乳酸菌を原材料とする生分解性プラスチック。同社の工場で成型後、植物由来の漆で保護、加飾する。金型はペッカー精工。

​ 現在は約20種類あり、価格は加飾の種類により2000~1万円という。貝殻の輝く部分を貼る螺鈿(らでん)の技術を生かした作品もある。7月から販売を本格化する。

4.2019年

*器から文化財まで。使って育てる“一生もの”【いわての漆をめぐる旅・前編】

  (毎日更新 ⋅ 2019年3月16日)

 天然のすばらしい塗料である漆、漆器の説明。漆は今や国産はわずか3%で、他は中国をはじめとする

 輸入品、国産の70%が岩手産。そんな岩手県では数年前から、漆や漆器、それにまつわる地場産業など

 を地域資源として見直し、盛り上げようという動きが高まっています。

*版印刷、貴重天然石さながらの外壁シートを開発加飾金型」 (PRTIMES 2019/3/1)  New

 凸版印刷株式会社は、精巧な印刷表現により、シート状でありながら本物の天然石さながらの絵柄・形

 状・ 質感を再現した、外壁材「101ClassArtStone(クラスアートストーン) ™」を開発しました。新築、または老

 朽化した建物の外壁リフォーム用途として、デベロッパーやゼネコン、不動産管理会社向けに、2019年4月

 より販売を開始します。

 従来のシート状外壁材は、吹き付け方式による単調な絵柄のものしかなかったが、本製品は石材と樹脂

 の複合基材に精巧な絵柄を印刷することで、本物の天然石のような風合いが表現できるようになりました。
 また、壁に1枚ずつ圧着し繋ぎ目を重ね合わせて施工する「鎧張り工法」で老朽化した壁面に直接施工す

 ることにより、タイルなど既存外壁の剥落防止と、高い防水効果による劣化防止に寄与します。
 高級感のあるデザイン性とともに、高い安全性と劣化防止による長寿命化を実現し、物件の資産価値向

 上に貢献します。写真1写真2写真3

 

3.2018年

「IBUKI「加飾金型」で攻勢、化粧品向けに販路開拓」  (日本経済新聞 2018/9/5 ) 
 金型メーカーのIBUKIがプラスチック樹脂の表面に模様をつける「加飾金型」の技
 術を活用して化粧品分野で販路を開拓する。加飾金型は安価なプラスチックに一度の成
 型で切子模様や光沢を施すことができ、低コストでも高級感を出すことができる。 
 木目調、タイル調、石目調――。プラスチックに見えない質感を金型で再現できるのが
 同社の加飾金型の特徴だ。様々な素材を3次元でスキャンし、金型で樹脂を成型すると
 同時に模様も転写できる。デザイン性だけでなく、はっ水や映り込み防止加工
 もできる。化粧品メーカーのボトル部分での採用が決まった。 
 主力の自動車向けは16年から大手自動車メーカーのアームレストやダッシュボードな
 どの内装部品などの樹脂製品を成型する金型に採用され、海外の生産拠点で使われ始め
 た。IBUKIは昨年、海外に拠点を複数持つ金型メーカーの立松モールドと提携し
 た。大手自動車メーカーとの案件では現地に拠点があることが条件だったためで、海外
 拠点では立松モールドと連携して加飾金型の保守・メンテナンスを手掛ける。 

 

「住み手の美意識を表現するための室内装飾 伝統的な加飾技術で暮らしを彩る 
 
 かつて日本家屋のふすま紙や壁紙は、単なる建材という役割だけでなく、住み手の美意
 識を表現する工芸品性も求められていました。今でも伝統技術を活かしてふすま紙など
 の加飾を行う湯島アートの一色清社長。日本伝統工芸士の認定を取得し、伝統的な技術
 を用いた加飾紙を提案し続けています。 (住まい価値総合研究所 2018/6/1 ) 
 

「富士精工、むらのないメタリック樹脂成形素材を美しく見せる成形・加工技術 」 
 効率的な配管ができる2層構造金型を用いて、H&C成形でウエルドレスの穴あきメタ
 リック成形品を製造(日経X TCH、2018/04/26)

川辺商会 3色一体成形でピアノブラックを実現  
 PCで文字部分/ABSで表面/PMMAで透明表面層の3層成形で塗装レス加飾部品

  (日経X TCH、2018/04/25)

ローランドディ.ジー.、文具やスマホケースを金属箔で手軽に飾る、卓上型の半導体レーザー箔転写機 
 (日経X TCH、2018/03/22))

クルマが開く未来 塗装レス材料に注目、樹脂原料に着色し射出成形
 これによって塗装工程を省くことができることのメリットは想像以上に大きい。塗装す
 るには表面の脱脂、塗装工程に加え、乾燥させるための空間や時間も必要だ。さらに塗
 装工程で必要な道具のメンテナンスや塗料の管理など副次的な手間もある。旭電器、マ
 ツダの例を説明。(日経テクノロジー、2018/01/08)

(2)2017年

出光ユニテック PP加飾シート事業化 顧客と共同開発体制整備 (化学工業日報、2017/12/01)

立松モールドとIBUKI、車部品用金型で技術提携 (日刊工業新聞、2017/10/08)

東レ ナノ多層積層フィルム「ピカサス」好調(化学工業日報、2017/09/06)

皮革・合皮の質感を活かした高画質な印刷が可能優れた柔軟性と高耐久性を実現したインクジェット技術 
 
『UVIQUE(ユビ―ク)技術』を新開発-ヤマハ原付一種スクーター『ビーノXC50D』20th Anniversary 
 Editionの純正シートに採用-(化学工業日報、2017/09/06)

セーレン インクジェット加飾システムの外販強化 立体成形に対応 (2017/06/16)

東芝機械エンジニアリング、インライン加飾システムの成果を提案 (PP、金属など難密着素材へのインク 
 密着性を向上)
(2017/05/12)

大日本印刷、「射出成形と同時に触感を付与できる加飾フィルム開発」(2017/01/19)

(1)2016年

情報機構「加飾技術セミナー、1/20」(2016/12/31)

「3次元表面加飾技術展 加飾オープンセミナー、パネルディスカッション」(2016/12/31)

「MCX Surface Materials」(2016/12/31)

「アオトクリエイティブ 加飾枡 楕円金箔創作舞子 八勺」(2016/12/02)

「MTO技術研究所、加飾技術概要」(2016/11/13)

「日本写真印刷、欧州企業Shuster買収」(2016/11/03)

「プラスチッキ加飾技術の最新動向(普及版)、桝井捷平監修」(2016/10/18)

「加飾・装飾フィルム関連世界市場調査(富士経済)」(2016/10/15)

「PLAMOIMP工法でウエルド解消」(2016/10/14)

「RockToolの最高のプラスチック表面品質」(2016/10/04)

「産総研、 微細構造の毛細管力を利用した超高精細・厚膜印刷技術を開発」(2016/09/12)

「三菱エンジニアリングプラスチック、意匠性ポリカーボネート材料」(2016/09/12)

「21世紀の建築は“柔らかい素材”の時代となる」隈研吾氏 (1/2)」(2016/08/23)

「オカモト、壁紙/建材用 加飾用フィルム/成型用ABSシート・アクリルシート/家具用レザー」(2016/08/23)

「NEC、漆器の黒を再現したバイオプラスチックを発表。非可食原料を用いた『漆ブラック』」(2016/08/17)

「プラスチックジャパン、実は優れたソフトタッチ加飾!~植毛加工技術の特性と展望~」(2016/08/12)

「角一化成、プラスチック加飾新技術「Deco Plas」(2016/07/11)

「ナガシマ工芸、截金(きりかね)調加飾仕様、白木目+截金(きりかね)調仕上」(2016/06/24)

「3次元形状の基材に加飾フィルムを貼合して、金属などの異種材料への加飾にも対応できます」

  (2016/06/02)

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